子猫に離乳食を与えるタイミングは?正しく栄養を取らせよう!

子猫 離乳食

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自宅で産まれたり、保護したりした子猫が成長していくに連れ、そろそろミルクから離乳食に切り替えた方がいいのかな?と思いながらも、タイミングや方法が分からない飼い主さんが多いのではないでしょうか?

そんな飼い主さんの為に、離乳食を始めるタイミングから、与え方、普通食への切り替え方まで順を追って説明していきますね。

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子猫に離乳食を与えるタイミング

離乳食を始める時期

子猫の個体差はありますが、生後一ヶ月位になったら離乳食を始めるようにしましょう。見た目での判断材料としては、乳歯が生え始めた頃と思ってください。

3~4時間置きに与えていたミルクの回数を、だんだんと間隔を長くしていきながら徐々に減らしていき、朝昼晩の1日3回位までになった頃が、離乳食に切り替える時期としては最適です。

母猫が母乳で育てていた場合ですが、生え始めの尖った乳歯が授乳の時にあたって痛くなりはじめ、母猫がミルクを与えるのを嫌がり始める時期がこの頃です。母猫の様子を観察しているとよく分かりますよ。

離乳食を始める前の準備

ミルクは哺乳瓶やスポイトなどを使用して与えていたり、母猫が側にいるのであれば母乳をもらったりしていたと思いますが、離乳食にいたっては子猫が自分で食べてもらわなければなりません。離乳食を始める前準備として、お皿からミルクを飲む練習をはじめましょう。

ただ、いきなりミルクを入れたお皿を差し出しても、子猫はどうすればいいのか分かりません。まずお皿ですが、最初は小さくて浅めの物を用意してください。家庭で使用している醤油皿などがいいかもしれません。

そこにミルクを少量入れます。子猫の前でミルクを指につけ、そのまま口元に持っていって舐めさせてください。子猫が指を舐めたら、そのまま口元をお皿まで誘導するように指を動かしていきましょう。

すると、子猫の口元がミルクの皿に近付きますので、すかさず子猫の頭を軽く押して口元にミルクを付けるようにし、ミルクの場所を教えてあげます。

そこにミルクがあるのに気が付けば、最初は下手くそながらも、ピチャピチャと舐めるようになります。お皿の周囲や子猫自体もミルクで汚れてしまいますが、それも最初のうちだけです。

離乳食をはじめる

お皿から上手にミルクを飲めるようになったら、いよいよ離乳食に切り替えましょう。最初はペースト状の物からはじめます。

子猫用の離乳食は、色々な種類の物が市販されていますが、完全にペースト状でない物を使用する場合には、ミルクやぬるま湯を足してすり潰してから与えてください。

ドライフードを使用する場合には、ドライフード1に対して、ぬるま湯を3~4倍入れてしばらくおいておき、完全にふやかせたら、それをしっかりすり潰して与えます。ここでの注意点は2つあります。

  1. ドライフードをふやかす場合には、熱湯ではなく、ぬるま湯か冷ましたミルクを使用してください。熱湯を注いでしまいますと、フードの栄養価が破壊されてしまいます。
  2. 離乳食で与えるフードは、必ず子猫用の物を使用します。先住猫がいる場合など、家にある物を使用する飼い主さんもいますが、子猫が必要とする栄養価は成猫とは違いますので、1歳位までは必ず子猫用を与えるようにしてください。

上記2つに気を付けたうえで、ミルクをお皿から初めてあげた時と同様に、まずは口元に離乳食を持っていってあげてください。

ミルク以外の物は初めて口にするので、最初は嫌がるかもしれません。その場合は、子猫の口の周りに離乳食を付けてあげると、自然とそこを舐めますので、その流れで食べてくれるようになりますよ。

子猫に離乳食を与える最適な時期や、食べない時の対処法を猫の離乳食の与え方と最適な時期とは?食べない時の注意点も解説!の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ミルクから離乳食への切り替え方

ミルクから離乳食への切り替え

離乳食は朝昼晩と1日3回は与えるようにしましょう。食べる量には個体差があるのですが、最初はスプーン1杯からにして、食べきれたら次はもう少し量を増やしていくようにします。

最初からたくさん与えずに、便の調子を毎回確認しながら、量はゆっくり増やしていくようにしてください。離乳食を与えた後は、ミルクをあげるようにして、離乳食の量が増えていくにつれミルクの量が減っていくようにします。

10日間位の時間をかけてミルクが完全に離乳食に変わるようにするのがおすすめです。また、離乳食を始めましたら、新鮮な水をいつでも飲めるようにしておいてあげてください。

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完全な卒乳後のミルク

離乳食が上手に食べられるようになったら、いよいよ完全にミルクとはお別れです。ここで困るのが残ったミルクの存在ですね。切り替えの時期と同時にミルクの在庫も終了すればよいのですが、缶で買ってしまったミルクは残ってしまっている場合が多いかと思います。

捨ててしまうのは勿体ないのですが、離乳食とミルクの両方をいつまでも並行してあげていると、栄養過多になってしまいます。

その場合は、離乳食を与える時に、少しだけトッピングのように振りかけたりしてもよいでしょう。高齢の猫がいましたら、分量通りのお湯で溶かして1日1回程度飲ませても構いません。

子猫の期間はすごく短く、すぐに大きく成長してしまいますが、可愛いからといって子猫の間に遊びすぎるのは危険です。なぜ、遊びすぎてはいけないかというと、子猫と遊びすぎないで!子猫と遊ぶ時のやってはいけない注意点の記事で詳しく解説していますので、子猫を飼っている飼い主さんはぜひ参考にしてみてください。

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離乳食は生後2ヶ月を目安に終了しよう!

離乳食終了の目安

離乳食は生後二か月位までを目安として終了するようにしましょう。離乳食開始の判断は乳歯が出てきた頃でしたが、離乳食終了の判断は乳歯がほぼ生えそろった頃としてください。

通常食への切り替え

乳歯がほぼ生えそろってきたのを確認しましたら、離乳食を終了する時期です。かといって、急に固いフードを与えても食べない子猫もいますので、離乳食開始の時と同様に徐々に切り替えていくようにしてください。

ドライフードをふやかしていた水を少しずつ減らしていくなど、固さを調整してあげるとよいでしょう。

子猫用のフードは、ドライフードや缶詰など様々な物が販売されています。好き嫌いという事ではなく、その子その子の体質に合う物合わない物がありますので、最初は小さなパックから購入して、便の様子を確認しながらその子に合う物を見付けてあげてください。

食いつきがいいからといって、缶詰などの柔らかいフードばかりを与えていると、あごの力の弱い子になってしまいますし、歯石もつきやすくなり歯周病の原因にもなってしまいますので、ドライフードも適度に与えるようにしてくださいね。

また、水はいつでも好きな時に飲めるように、常に新鮮なものをたっぷり用意しておいてあげましょう。

子猫用のフード

1歳になるまでは子猫用のフードを与えるようにしてください。子猫の間は成長も著しく、身体が作られていく大切な時期です。子猫用のフードは成猫用フードと比べると少し割高な場合が多いですが、子猫に必要な栄養素がたくさん詰まっています。

子猫の時期にしっかりと栄養を摂取して身体を作っていかないと、将来的に丈夫な身体を手に入れる事ができなくなってしまいますので、子猫の時に与える物には特に気を使うようにしてください。

また、1歳になる前に避妊手術や去勢手術を行った場合には、ホルモンバランスが変わってきますので、通常よりも早めに成猫へのフードへ切替る事も可能です。その際は、手術をした動物病院にて一度相談してみてください。

まとめ

子猫は本当に可愛いですが、時にはストレスに感じてしまう位に手がかかる事もあります。ミルクを飲んでくれなかったり、排泄がうまくいかなかったり、離乳食をすんなり食べてくれない事もあるかもしれません。

それでも、人の4倍のスピードで年を取っていくと言われている猫です。手がかかって大変な時期は本当にあっという間に過ぎ去ってしまいます。

ついこの前までは、あんなに手がかかったのに・・・と思う時もすぐにやってきてしまいますので、貴重ともいえる赤ちゃんの時間を、気持ちに余裕を持って楽しむようにしてくださいね。

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