飼育前に要チェック!猫を飼うときに必要なグッズとは?

子猫の写真

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猫を飼育するときはキャットフードや猫砂だけでなく、他にも用意しておきたいアイテムがたくさん。

しかし、初めて猫を飼育するときはどんなものを用意すればよいのか悩んでしまうことも…。

そこで当記事では猫を初めて飼う方が参考にできるよう、猫の飼育前に揃えておきたいマストアイテムをいくつかご紹介いたします。

■飼育前に絶対用意しておきたい猫用グッズ12選

①猫用トイレ

猫用トイレは飼育頭数+1個を用意。選ぶときは飼育する猫のボディサイズも考慮しましょう。

例えば、ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンのような大型猫種を飼うときは、ワイドなサイズの猫用トイレがおすすめ。猫にとって理想的なトイレは体長の1.5倍の大きさ。

しかし、日本のメーカーが手掛けている一般的な猫用トイレは大型猫種にとっては小さいことが多いのです。

トイレへの不満は粗相や下部尿路系の病気を引き起こす原因になることもあります。

ですから、大型猫種を飼育するときは外国製のワイドなトイレを選んでいきましょう。日本製だと、一般的なトイレ2個分もの横幅がある「デオトイレ 快適ワイド」がおすすめです。

②猫砂

猫砂は木材、鉱物、シリカゲル、紙など様々な材質ものがあり、猫によって好む材質が分かれることも多いもの。どの猫砂にもそれぞれメリットやデメリットが存在するので、飼い猫の好みをふまえながら検討していきましょう。

また、システムトイレを導入するかどうかによっても選ぶべき猫砂は変わってきます。システムトイレ用の猫砂はコストが高いので、木質ペレットを代用するのもよいでしょう。

③ケージ

多頭飼いを考えている方は特に、ケージが必要となります。なぜなら、猫が病気にかかってしまったり、怪我をしてしまったりしたときに隔離できるスペースがいるからです。

隔離をすることで他の同居猫への感染が予防でき、体調不良の猫はゆっくりと身体を休めることができるようになります。

さらに、生後間もない子猫を不慮の事故から守るときにもケージは役立つもの。好奇心旺盛な子猫は飼い主さんの留守中に電気コードを噛んでしまったり、高い場所から落下してしまったりする危険性も…。

しかし、ケージがあれば、そうした悲しい事故を防ぐことができます。ケージをは網目が細かく、2段以上あるものをチョイスしていきましょう。

④キャリーバッグ

キャリーバッグは通院時に必ずいるマストアイテム。近年では、環境の変化が苦手な猫に合せ、往診をしてくれる動物病院も増えてきてはいますが、まだ十分ではありません。

さらに長期旅行や出張などでやむを得ず、ペットホテルに飼い猫を預けなければならない時にもキャリーバッグは必要となります。

ただし、一般的に売られている猫用のキャリーバッグはやや小さい作りになっており、肥満猫や大型猫種にとっては窮屈に感じられてしまうことも…。

こうした場合は犬用のキャリーバッグを選ぶのもあり。移動中も猫が快適に過ごせるよう、配慮していきましょう。

⑤キャットタワー

猫は横方向よりも縦方向の広さを重視する動物。そのため、上下運動ができるキャットタワーはマストアイテムに。

キャットタワーを置くスペースがない場合は、キャットウォークをお部屋に設けるのもよいでしょう。最近では集合住宅でも設置できるキャットウォークも販売されてきているので、ぜひチェックしてみてください。

上下運動をすることにより、猫はストレスが解消でき、肥満を予防することができます。

⑥爪とぎ

爪研ぎは猫の習性であるため、やめさせることは不可能です。海外では少し前まで、爪を抜く手術が行われていましたが、これは人間で例えると第一関節から指を切り落とすようなもの。

術後に猫砂を掻けなくなる猫が増えたり、痛みから様々な問題行動が見られたりするようになったため、現在では禁止している地域も多くなってきました。そうした背景もあるからこそ、猫を飼育するには爪研ぎという習性とうまく付き合っていくことが大切です。

爪とぎを選ぶ時は普段、飼い猫がどんなポーズで爪を研いでいるのかをチェック。もし、2足立ちしながら研いでいる場合は、立ちながら研げるポール型の爪とぎを設置すると、使ってくれやすくなります。

なお、爪とぎも猫砂と同様に様々な材質のものが販売されているので、飼い猫がどれを好むかを見極めていきましょう。初めは段ボール製の爪とぎを購入すれば、使ってくれやすいでしょう。

⑦爪切り

家具や柱への被害を最小限に食い止めるには爪とぎを設置するだけでなく、爪切りも行ってきましょう。爪を切るときは中央に見えるピンク色の部分(クイック)を切らないように注意。

ここには、血管や神経が通っているので誤って切ってしまうと出血が見られ、猫に痛みを感じさせてしまいます。

もし猫が大人しく爪切りをさせてくれない場合は2人がかりで行ったり、洗濯ネットに猫を入れて網目の間から爪を出したりしながら行っていきましょう。

⑧おもちゃ

猫は生まれながらのハンター。イエネコになっても狩猟本能はしっかりと備わっているので、おもちゃを使って心を満たしてあげましょう。

遊び不足は粗相や凶暴化など、様々な問題を引き起こす原因になります。特に、完全室内飼いが主流になってきている近年は遊び不足に陥っている猫が増加。刺激の少ない生活は認知症の原因にもなると言われています。

飼い主さんは1回の遊び時間を長くするよりも回数を増やすことを意識しながら、おもちゃを使用していきましょう。

忙しい方は電動おもちゃを導入するのもおすすめ。しかし、毎日遊ばせていると飽きて興味を示さなくなってしまうので、電動おもちゃのみに頼らないようにしましょう。

⑨ブラシ

長毛種は自身のグルーミングではケアが追いつかないので、被毛を毎日ブラッシングしてあげなければなりません。

ブラシは1,500円前後で購入できることが多いですが、「ファーミネーター」や「フーリー」のように、抜け毛ケアに特化したものは5,000円前後するので、あらかじめ覚悟しておきましょう。

ちなみに、ブラッシングが苦手な子にはシリコン素材やグローブ型のブラシを使用すると抵抗感を示しにくくなります。ブラッシングだけでは抜け毛ケアが追いつかない場合は、2週間に1回程度、猫用シャンプーも併用し、抜け毛ケアを行っていきましょう。

⑩キャットフード

キャットフードはコスパのよいものもたくさん売られていますが、そうしたものは主原料が消化しにくい穀物になっていたり、合成着色料、酸化防腐剤などが含まれていたりするので避けるようにしましょう。

注意
キャットフードの原材料は多い順に記載されているので、何が主原料なのかチェックしておきましょう。猫それぞれ体に合う合わないがあるため、飼い主さんのチェックが必要です。

猫はもともと肉食動物で、高タンパクな食事を欲しているため、お肉やお魚が主原料になっているキャットフードを選ぶことが大切。特に、体が作られる生後2~6ヶ月くらいまでは栄養バランスがしっかりしているフードを与えてあげましょう。

こうすることで丈夫な体を維持し続けやすい成猫になれるといわれています。

⑪フードボウル

フードボウルは100均でも購入できますが、選ぶときは高さがあるものがおすすめ。低いフードボウルだと、猫は食べづらさを感じてしまいます。中にはひげがフードボウルに当たることを嫌がる子もいるので、縁が広いものを選ぶのもポイントです。

コスパに着目するとプラスチック製を選びたくなりますが、こうしたものはにおいが残りやすく、傷がつきやすいというデメリットが…。傷がつくと、そこから雑菌が繁殖してしまう可能性が高いので、できるだけ陶器を選んでいきましょう。

⑫猫用ハブラシ

猫は人間のように虫歯にはなりませんが、歯周病にはなります。歯周病はまず、歯茎が赤くなる歯肉炎から始まり、出血や腫れが見られる歯周炎に進行し、歯と歯茎の間に大きな隙間ができるように。

これほどまでに進行すると抜歯を行わなければなりませんが、老猫の場合は全身麻酔に耐えられないことも少なくありません。

歯周病を防ぐには、毎日の歯磨きを子猫のうちから習慣化させていくことが大切。歯垢は一週間程度で歯石に変わるので、最低でも3日置きに歯磨きを行っていくとよいとされています。

ちなみに、ハブラシに慣れさせるときは味の付いた猫用の歯磨き粉を活用するのもおすすめ。どうしても磨けない場合は歯石除去効果があるおやつやおもちゃを使っていきましょう。

愛猫にグッズを用意してあげよう!

家族の一員として猫を飼育していくには、今回ご紹介したようなアイテムが欠かせません。

猫が幸せに暮らしていけるかは、飼い主さんの事前準備にもかかっています。飼育前は金銭面も考慮しつつ、必須な猫用アイテムを揃えていきましょう。

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