猫のノミ駆除を病院で行った時にかかる費用まとめ

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猫にノミが寄生してしまうと、猫は痒がるし人も噛まれるし困ってしまいますよね。

ノミの駆除をするには、とりあえず動物病院へ行くのが良いと聞きますが、病院へ行くと費用はどのくらいかかるのか、不安に思ってしまう飼い主さんもいるのではないでしょうか?

そこで、ノミ駆除の為に動物病院へ行った場合にかかる費用や、駆除薬、自宅でできる駆除の方法などを合わせて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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猫のノミ駆除を病院で行った時にかかる費用

ノミについて

まずはノミの特徴について紹介していきます。ノミの体調は2~3mm程度で、成虫の寿命は3週間~6週間と個体によってひらきがあります。オスメス共に吸血をし、メスは生きている間1日20個程の卵を産み続けます。

このノミの卵にはサナダムシの卵がいることがほとんどですので、猫が毛づくろいをした時に卵を飲み込み、その結果猫のお腹の中でサナダムシが成虫となり、ノミだけでなくサナダムシにも寄生されてしまうことになるのです。

ノミは人に寄生することはまずありませんが、噛みつかれるとその場所は小さな赤い跡が残り、比較的長く痒みが続いてしまいます。

ノミの寄生チェック

猫が仕切りに身体を掻いたりしている時には、ノミの寄生を疑ってみましょう。

被毛をかき分けてみて、根元の辺りに茶褐色の小さな虫が動いているのを探してみるか、ティッシュを濡らした物を用意してそれで被毛や皮膚の根元を拭いてみます。

ノミが寄生していると、必ずその糞があり、濡らしたティッシュで拭くとティッシュが赤黒くシミになるでしょう。

ノミの寄生により猫は皮膚炎を引き起こしたり、ひどい時には貧血になったりすることもありますので、ノミの寄生が確認できたらまずは動物病院へ相談にいくことをおすすめします。

動物病院でのノミ駆除

動物病院では、まずはノミの有無を確認してくれるでしょう。その結果ノミの存在が確認できましたらその場で駆除をしてくれますが、この駆除方法は飲み薬・皮膚に薬剤を直接塗布・皮下注射などがあります。

飲み薬と皮膚に塗布する薬剤にかかる費用は、1回につき1,000円~1,500円程度で効果は1ヶ月程続き、これらはご自宅で飼い主さん自身の手で投与することも可能です。

皮下注射による駆除薬は、予防効果が高い物ですので既に寄生しているノミの成虫にはあまり効果がありません。

その代わり、注射をした猫の血を吸ったノミが産んだ卵が育たなくなる効果を発揮してくれます。この皮下注射をする時には、まずは薬用シャンプーなどでノミの成虫を全て駆除した後に行うのが効果的です。

動物病院で薬用シャンプーを行ってくれるところもありますので、同時にしてもらうのが便利でしょう。薬用シャンプー施術は4000円~5000円程で、皮下注射は6000円程になります。皮下注射の効果は約6ヶ月持続します。

ノミ皮膚炎

ノミ皮膚炎とは、ノミに吸血された箇所を猫が掻きむしったことにより、皮膚が炎症を起こしたり化膿したりしてしまうことをいいます。

この状態のままにしておきますと、猫が更に掻きむしり化膿した箇所がどんどん広がってしまいますので、抗生物質を投与して痒みをおさえる処置をするのと並行して、皮膚の状態によっては塗り薬も処方される場合があるでしょう。

抗生物質を投与する場合には、1週間後位に再度通院して経過観察をすることが多いです。その時の様子で薬を継続するかどうかが判断されます。

かかる費用は1週間分の飲み薬が5000円~7000円程、塗り薬が1500円程です。そこに診察料金が加算されますので、1万円程かかるのではないでしょうか。

ノミやダニが付着していないかどうかのチェックも含め、定期的に健康診断は受けておきましょう。詳しくは、『定期的に必要!?猫の健康診断にかかる費用まとめ』の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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猫のノミ駆除は薬で対処するのが一番!

スポットオンタイプ

ノミの駆除剤では最も有名なタイプではないでしょうか。猫が舐めることのできない首の後ろの辺りに薬剤を垂らすタイプの物です。

投与した後は、1日かけて猫の身体中に薬が行き渡りノミを駆除します。もしも生き残ってしまったノミがいたとしても、薬の効果でだいぶ弱っていますので数日間で絶滅し、生きている間に産んだ卵も薬の効果で孵化することはありません。

薬剤の効果は1ヶ月程続きますので、ノミの繁殖が盛んになる6月~9月の間は毎月投与するほうがいいでしょう。放し飼いで飼育している猫の場合には、年間を通じて投与することをおすすめします。価格は1回分が1000円程になるでしょう。

チュアブルタイプ

ここ数年で人気が出ている食べるタイプのノミ駆除剤です。おやつ感覚で与えることができるので、与えやすいところが人気となっています。効果は皮膚に投与する物と同じく1ヶ月程続き、価格は少し割高の1300円程になります。

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与え方は、そのままおやつのように与えてもいいですし、フードに混ぜても構いません。薬だけで与えるよりも他の食べ物と一緒に与えるほうが、吸収率はよく猫の胃にかかる負担も少なくなります。

自宅でノミ駆除する時の対処法

ノミは潰さない

薬剤投与以外に自宅でできるノミ駆除の対処方法を紹介していきます。まずノミを見付けた時には、絶対に潰してはいけません。

そのノミが卵を持っていた場合、潰した拍子にその卵があちこちに飛び散ってしまいます。それを回収することはほぼ不可能です。

ノミを見付けた時には、水を溜めたところに沈めます。水の中に入れる時には、つまんだノミを水の下の方で放すようにしてください。水面で放してしまうと水に浸かる前に跳ねて逃げてしまう恐れがあるからです。

掃除を念入りに

ノミの卵はありとあらゆる所に落ちていると思ってください。絨毯やカーペットは、水洗いできる物でしたら漂白剤を入れて一度綺麗に洗濯をし、天日でよく乾かしましょう。取りこむ時にはよく叩き、残っている卵や埃を落とします。

畳の場合は、その目にそって念入りに掃除機を何往復もかけてください。ヘリとヘリの隙間などにも卵が落ちていることがありますので、その辺も念入りにかけましょう。

フローリングの板の隙間なども、埃の入るスペースがあるようでしたら、そこにも卵が落ちているかもしれませんので、爪楊枝などを使ってかき出します。

スプレー剤を使用する

市販の防ダニスプレー剤は、実はノミにも効果があることが多いです。

洗濯や掃除機がかけにくい、ぬいぐるみやソファーや布団などはこのスプレーを直接かけてしまいます。使用する際には、ペットには害のない物を選ぶようにしてください。

ノミ取りほいほい

ノミの成虫が大量に繁殖してしまい、困りはてている場合にはノミ取りほいほいを使用するのも一つの方法です。

これはノミが好む特殊な光を出し、ノミがその光に誘われて近付いてきたところを、下にひいてある強力な粘着シートで捕まえるという物です。

使用する時には、この特殊な光が遠くまで届くように、設置する部屋にはなるべく物をおかないことがコツとなります。ソファーや棚の真横に置いてしまったのでは、光はそれに遮られてしまい、あまり効果が望めません。

ノミ取りほいほいを使う時には、なるべく部屋から物を出し一晩設置し、次の夜は別の部屋の物を出し、と順番に集中的に行うといいでしょう。

ノミ取りクシを使う

猫への投薬、室内のノミ取り駆除対策と並行して、猫はノミ取りクシを使ってケアをしてあげましょう。被毛の流れに沿ってクシの先を皮膚に優しく当てるような感じでゆっくりとかします。

コツとしては1回1回クシを持ちあげて、ノミやノミの糞がクシに付いてこないか確認しながらすすめます。

ノミはノミ取りクシなどで刺激を受けると糞を一気に出して逃げる性質がありますので、黒い糞がたくさんある場所の近くにはノミが居る証拠です。その辺りを念入りにとかしてみてください。

日頃から猫のノミやダニは気をつけておきましょう!今は大丈夫でも、必ず予防はしておくべきです。詳しくは、『猫のダニやノミはどう対処すべき?早めにやっておきたい予防法!』の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

猫にノミ寄生した時の対処法について紹介してきました。ノミは猫に寄生するだけでなく、人にも噛み付き痒みをもたらします。

完全室内飼いであっても、窓の隙間などからノミは侵入してくることもありますので、ノミが繁殖し始める梅雨時期に入りましたら予防をするようにしましょう。

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