犬が突然痙攣を起こした時の対処法!考えられる原因と治療方法

犬 痙攣

 

いつもと変わらずのことをしていて、突然、目の前で飼い犬が痙攣を始めたら誰でもびっくりしてしまいますよね。一体何が起きているのかわかりませんから、不安でたまりません。

最初にしなければいけないことは何か迷うはずです。ポケットにあるスマートフォンを出してすぐに病院に電話をしますか?それともしばらく様子を見て落ち着くのを待ちますか?

答えはもちろん、目を離さずに電話ができるなら、呼吸と痙攣の様子を観察しながら病院に電話して下さい。

電話して、獣医師に「しばらく様子を見て下さい」と言われてから様子を見る方が安心ですが、忙しい生活の中、いつもそういう訳には行きません。

その場を離れないと電話ができない、或いはいつもの病院は閉まっている、夜遅くて救急の病院の番号がわからないから、検索している間に目を離す、などなど、想像してみると頭がパニックになりますよね。

そんなパニック時の対処法をお話したいと思いますので、まずは落ち着いて読んでみてくださいね。

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犬が突然痙攣を起こした時の対処法

痙攣を見ると怖い、不安となるのが当たり前ですが、一時的な発作で5分以内に治まるものが多いです。

飼い主さんの不安をぬぐいさるには、すぐに獣医師に相談がベストですが、それができない場合は様子をしばらく見て治まるのを待つのも一つの選択肢です。

明らかに一旦落ち着いたとわかったら、その時点で病院に電話して、「一旦は治まったみたいですが」と説明し、以下のような項目を余裕があれば覚えておいて、獣医師に伝えましょう。

痙攣の長さを計る

慌てている時には始まった瞬間にすぐに時計を見て、終わった時間を確認するなどはできませんが、ある程度の目安として”これぐらいの長さ”と言うことがわかれば良いでしょう。

痙攣の状態を伝える

どんな痙攣をしていたか(突っ張ったまま、或いはバタバタしていた、など)、その時に失禁、脱糞があった、よだれが出ていた、などの様子をできるだけ詳しく覚えておいて下さい。

痙攣の前と後の様子を伝える

痙攣が起きる前に、何か変なものを食べたりしていないか、いつもと違う仕草をしていなかったか(変な鳴き声を出した、隅っこでソワソワしていた、など)、環境で変わったことがなかったか(大きな音や光の変化など)、痙攣が落ち着いた後はどういう様子だったかなどを伝えてましょう。

5分以上経過しても止まらないようであれば、何が何でも病院に電話して、”痙攣が長く続いて止まらない”、”緊急性がある”という旨をまず伝えて受診して下さい。

その際は、どれぐらいの時間で到着するかということも伝えて、病院側の受け入れ態勢が到着までに整うようにしてもらいましょう。

痙攣中は周りにぶつかって危ない、落ちてくる、などの物がないことを確認し、しっかりと観察をしてあげて下さい。

そっと声をかけたりするのは問題ないですが、手を出したりするとうっかり噛まれることがあるので、十分注意が必要です。

意識がはっきりしていないことが多いですが、声かけは飼い主さんの存在を伝えて安心させる良い方法です。

犬の痙攣で考えられる原因

犬の痙攣の原因は、脳の何らかの異常や低血糖、中毒、感染症など、様々ありますが、日常で遭遇しそうな主なものは以下の通りです。

てんかん

遺伝性とされている特発性てんかんは、例外はありますが生後3ヶ月から6歳ぐらいに発症し、3つの段階に分けられています。

  • 第一段階
    痙攣発作が出る前で、急にウロウロし始めたり、鳴き出したりなど、挙動がおかしくなり、飼い主さんもそれに気づくことが多いです。
  • 第二段階
    痙攣発作が出ている状態で、殆どが5分以内で終わります。この時には、失禁や脱糞、口がガクガクしたり、などの症状があると思いますが、よだれや嘔吐があると誤嚥することもあり、仰向けの場合は注意深く横向きにしましょう。
  • 第三段階
    症状が治まった後も少し挙動がおかしいことがあり、場合によっては翌日まで続くこともあります。
    ミニチュアプードルやジャーマンシェパード、アイリッシュセッター、ビーグル、ゴールデンレトリバー、セントバーナードに多く、痙攣の発症する頻度の多さによって、経過観察になったり内服薬で治療を行ったりします。

脳腫瘍

高齢犬などで痙攣発作が出た場合に考えらる原因の一つですが、年齢が若い場合もあります。

治療方法は手術や放射線療法、薬物療法などがありますが、高齢犬の場合は、まず CTや MRIの検査で麻酔が必要となり、体に相当な負担がかかるので、検査せずに腫瘍の詳しい情報がないまま、対症療法(出ている症状を和らげる治療)で維持して行くことが多いです。

中毒

散歩中にうっかり拾い食いなどをして毒物だった場合に、痙攣症状が出るものがあります。

この場合は痙攣がすぐに治まることはないので、一刻も早く病院に連れて行かなければなりません。最悪の場合には亡くなってしまうことがあり、非常に危険な状態です。

連れて行く際には、ヨダレが出たり嘔吐する可能性もある為、誤嚥させないように横向きにさせるなどの工夫をしましょう。治療は解毒を目的とした点滴となります。

低血糖

特に子犬の時に多く、ミルクやフードの時間が空きすぎてしまったなどで低血糖になり痙攣を起こすことがあります。

糖尿病の治療をしている子で、インスリンの効果が出すぎてしまって低血糖という場合も考えられます。

子犬の時はこまめにミルクを飲ませること(或いはフードを与えること)と、インスリンの注射前には食べていることを確認することが重要です。

とっさの時には砂糖水を舌に少しでも擦りつけながら病院に駆け込んで下さい。子犬が少しでもミルクを飲まない(食欲不振)時は、念の為、受診をおすすめします。

ミルクを飲まない原因を明確にしなければなりません。

感染症

ウイルスや寄生虫の脳内感染で痙攣することがあります。

現在は、代表的な痙攣を起こすウイルス(ジステンパーウイルス)はワクチンで予防されている子が殆どですが、子犬は十分注意が必要です。

寄生虫に関しては、原虫の仲間であるトキソプラズマの感染が脳炎による痙攣発作を起こします。

この寄生虫は普段は無症状ですが、子犬は抵抗力が低いので、感染している動物(感染している猫やその便、豚の生肉など)との接触には注意が必要です。

水頭症

生まれた時からの先天性、あるいは事故などで脳に障害が残ったり、腫瘍ができたりする場合の後天性があり、脳脊髄液(脳や脊髄の周りを循環している液体)が増加することで脳を圧迫します。

先天性では、チワワ、トイプードル、ブルドック、ボストンテリア、ヨークシャーテリア、マルチーズ、シーズー、パグ、ポメラニアン、などの小型犬で多く見られます。

生後半年ぐらいまでに何らかの神経症状と言われる症状が出るとされており、てんかんのような痙攣発作もその一つです。

完治することは難しく、治療は脳が圧迫されないように脳圧を下げる薬剤を投与します。

まとめ

犬の痙攣についての対処法で重要なことは、まずは飼い主さんが落ち着くことですが、実際に直面した時には、とっさに緊急性があるかの判断をするのは難しいと思います。

そんな時は、迷わずに病院に”様子を見ながら”電話をして獣医師の指示を仰いで下さい。

毒物を食べたかもしれない、或いは低血糖を起こしているのかもしれない、などの緊急事態でも、パニック時は獣医師から聞かれて初めてその可能性があると気づく場合もあります。

肝心なことは、いつでも緊急時に電話できる病院の番号をそばに控えておくことと、ご家族がいる場合には、誰が病院に連絡をするのか、誰が痙攣している状態を観察するのか、という役割分担です。

どんな痙攣の場合にも、必ず時間(長さ)と経過(状態)を観察することが必要ですから、まさかの時にはこのポイントを思い出して下さい。

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