6月終わりくらいに犬や猫の里親が募集・応募できる『ぽちとたま』というサービスをリリースさせてもらってから、ちょくちょくDMで相談を受けるようになりました。
「今こういうことをやろうとしてるんですが、どうですか?」
「こんなことを今考えていて温めています!」
「これから保護活動したいなと思ってるんですが、何をすれば良いんですか?」
みたいな感じの内容です。
そうやって一人ひとりが考えているのはとても素晴らしいと思う反面、「逆に何で温める必要があるんだろう?」とも思ったりしています。
そこでちょっと思ったことをつらつらと独り言として書いていきたいと思います。
保護活動はできることコツコツと
保護活動をしたい!と思う人がこれからますます増えていってくれるのはすごい良いことですよね。
でも、個人的に保護活動をするにあたって特に大きなことは考えなくても良いと思うんですよ。
今こうしている間にも殺処分されている犬や猫もいます。でも、現状自分一人の力ではその生命を全て助けることができないのです。
本当なら全部引き取って、全部お世話して、里親様に繋げてということを繰り返したい気持ちは保護活動している方、団体の方なら心が痛むほど思っています。
でも、現実問題としてそこには色々な課題があって残念ながら全てを救うことができません。本当に無念です。私もその一人です。
だから、「もっと多くの命を救うために大きなことをしなければいけない!」となるのもわかるのですが、自分がキャパオーバーになってしまっては本末転倒なんです。
それが最近多く発生している多頭飼育崩壊。これは保護活動されている方の中でも起こっています。
もちろん、そうやって大きなシェルターを作って、たくさんの命を救えたらどんなに良いだろうと本当に思います。
ただ。ただですよ。
「何か活動をしたい!」
という思いがあるのであれば、目の前の小さなことから始めてみてほしいなと。
もし、友人がペットを飼いたいという話を聞いたら、「里親で引き取るという選択肢もあるよ?」という話をすればもしかすると保健所から1つの命が救えるかもしれません。
もし、目の前に衰弱している子猫がいたら、保護してあげて病院へ連れて行ってあげる。そこから里親を探してあげる。
もし、保護活動ができる環境になければ、保護団体の施設や活動をされている方のところへボランティアへ行ってみる。
もし、時間的に余裕がなければ、団体へ少額でも寄付する。物資を送ってみる。財団法人やNPO法人、社団法人(非営利)への寄付であれば2,000円の負担で税控除が受けられます。ふるさと納税ではなく、寄付をする。
こうやって、全然大きなことじゃなくても良いと思うんですよ。
これも立派な保護活動だと思います。本当に。
何か特別なことをしたい!という思いを持っているといつまで経っても何も進みません。
したいと思うだけでは実際何も進まず、まずはできること、小さなことから始めてみる。
10できる人を100人いるよりも、1できる人が1万人いた方が大きな力になります。
そうやって少しずつでも、意識を向ける人、行動をする人が増えてくると社会も大きく変わってきます。
ほんの少しでも、小さなことからでも良いので、一人ひとりができることから始めてみてほしいなぁと思います。
と、いう独り言でした(*´ω`*)