猫がダンボールを噛むのを止めさせたい!そんな時の対処法を解説

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猫がダンボールを噛んでいる光景を見掛けたことがある飼い主さんは、意外と多いのではないでしょうか。この癖をどうにかやめさせたいと思っている飼い主さんも多くいると思います。

そこで今回は、やめさせてもダンボールを噛んでしまうのか。その理由や、やめさせる方法について紹介していきますので、猫がダンボールを噛んでしまう行為に悩んでいる飼い主さんは、是非参考にしてみてくださいね。

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猫がダンボールを噛む理由

ストレス

運動不足や同居猫との関係性が悪い場合や、生活環境の変化など様々な原因で猫はストレスを溜めてしまいます。そのストレス解消のために、ダンボールを噛んでしまう猫は多いです。

猫はストレスと感じやすい生き物なので、できるだけストレスを与えないように気をつけましょう。

どういった事がストレスになるのか、ストレスを与えない生活とはどういった事なのかを、『 猫がストレスを感じた時の行動とは?ストレスフリーな生活をさせる為にできること』の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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コミュニケーション不足

飼い主さんとのコミュニケーション不足から寂しさを感じ、どうにか飼い主さんの気を引きたくて、室内の物をイタズラしたり鳴いたりしているうちに、ダンボールを噛む猫もいます。

これには2つの意味があり、寂しさを紛らわすことからくる破壊行動がダンボールに向かった場合と、ダンボールを噛んでいると飼い主さんが何かしらの声を掛けてくれるのを学習している場合とがあります。

いずれにしろ、コミュニケーション不足がそうさせるということになります。

狩りの本能

猫は元々肉食動物で、その祖先は狩りをして生活をしていました。

現在は狩りなどをしない生活を送っている猫でも、その本能は消えてなくなってはいませんので、狩りをしたい欲求が出ることもあり、それがダンボールに向かっていくことがあります。

歯が痒い

子猫は生後3ヶ月を過ぎた頃から、歯の生え変わりが始まります。この頃は歯が痒くて仕方ありませんので、ダンボールを噛んでそれを解消しているのでしょう。

猫はダンボールが好き

野生のなかで長く暮らすことをしていた猫の祖先は、外敵から身を守るために寝床探しには特に気を使っていたといわれています。

猫が好む寝床の特徴は、自分がぴったりおさまる程度の狭さで周りは暗く、外から見た時に自分が見付かりにくいことです。ダンボールのなかは、まさにこの条件にぴったり当てはまります。

ダンボール箱を置いておくと、いつの間にかその中に猫が入っているということがよくあるでしょう。

祖先の寝床探しの本能を受け継いでいる猫たちは、狭くて隠れることができそうな場所を見付けると、つい入って確かめてみたくなってしまうようです。

また、この隠れるという点は、狩りの本能にも関係してきます。狩りをする時には、獲物に見付からないように身をひそめる習性があるのですが、猫はいつ獲物がきてもいいように常に隠れる場所を探し、そこに隠れていることで自分の身を守りつつ獲物を狙うチャンスを伺うということをしてきました。

狭い場所に入りたがるのは、その習性を受け継いでいることもあるのかもしれません。

これらのことから、猫にとってダンボールは隠れることができて、自分の身を守れる安全なものと認識している場合が多く、その安心感からかダンボールの持つ特有の匂いを好む猫も多いです。

ダンボールの匂いが猫にとって身近な物であるからこそ、自分のストレスやコミュニケーション不足からくる寂しさを、ダンボールにぶつけるのかもしれません。

猫とのコミュニケーション不足を避けるためにも、猫が喜んでくれる遊び方や触り方は覚えておきましょう。詳しくは、『猫好き必見!猫が喜ぶ触り方や遊び方を全て解説!』の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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猫がダンボールを噛まないようにする方法

ダンボールを噛むことの危険性

ダンボールを噛む行為自体には特に危険な面はないのですが、ダンボールを噛んでいるうちに、それがふやけて柔らかくなった部分を誤って食べてしまうことがあります。

ダンボールは紙でできていますので、消化することができません。毛玉と一緒に吐き出してしまえば問題はありませんが、お腹のなかに残ってしまうとそれが原因で腸閉塞になってしまう可能性も出てきてしまいます。

腸閉塞を起こしてしまいますと、開腹手術が必要になる場合もありますし、最悪の場合は命に危険が及ぶこともあるでしょう。

その為、猫がダンボールを噛んでいるのを見付けた場合には、子猫のうちから癖にならないようにやめさせるようにしてください。宅配などで使用したダンボールは、猫の目に付くようなところには置かないなどの工夫も必要です

ストレスの原因を探る

猫がストレスを感じてダンボールを噛んでいる場合には、そのストレスの原因となっていることを解消してあげなくては、いつまでもダンボールを噛む行為はなくなりません。

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運動不足

運動不足が日常化してしまうと猫はストレスを溜めてしまいますので、おもちゃを利用して運動をする時間を意識的に作るようにしてあげてください。

ただし、猫は平らな床を走り回る運動よりも、ジャンプをして高い場所に登るような上下の運動を好みますので、キャットタワーなどを設置してあげるのもおすすめです。

同居猫との関係

新しく猫を迎え入れた場合、先住猫が自分のテリトリーを侵害されたと感じたり、飼い主さんを奪われるのではないかと不安を感じたりしてストレスを溜めてしまうこともあります。

新しく猫を迎え入れる時には常に先住猫を優先し、ストレスを溜めているような様子が見られましたら、慣れるまでは別室にて飼育することも考慮した方がいいかもしれません。

猫は単独行動をする生き物なので、2匹以上飼う場合には色々と気をつけないといけません。詳しくは、『猫の多頭飼いで気をつけること!崩壊を防ぎ仲良く過ごす為に…』の記事で紹介しています。

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生活環境

引越しや部屋の模様替えなどの生活環境が変化をすると、そのことでストレスを溜めてしまう猫もいます。

そのような時には、猫が安心できる環境を作るように心掛け、いつもより多めにコミュニケーションを取るようにしてあげてください。

また、トレイなどの掃除が不十分の場合にもストレス感じ、ダンボールを噛む行為をしてしまうこともあります。

コミュニケーションを取る

飼い主さん自身も忙しい日々を送っているとは思いますが、猫が足元にすり寄ってきた後などにダンボールを噛んでいる行為を見掛けた時には、可能な限り猫を甘えさせてあげてください。

おもちゃで遊んであげてもいいですし、ブラッシングをしてあげるのもおすすめです。

毎日長時間遊ぶ時間が取れなくても、1日10分~15分だけでも猫に集中してあげる時間を取ることで、猫の感じるコミュニケーション不足は解消されていきます。

狩りへの欲求を満たす

猫が持つ狩りへの本能はなくすことはできませんので、それが表に出てダンボールを噛む行為に向かってしまう前におもちゃを利用して満足させてあげましょう。

猫じゃらしやネズミのおもちゃなどを使用して追いかけっこをしかけてもいいですし、釣り竿のような物の先におもちゃが付いていて、それを不規則に動かすおもちゃも猫の狩りに対する本能を満足させてくれるので、大変おすすめです。

専用のおもちゃがなくても、紐の先に小さめのぬいぐるみなどを結び付けて、それを飼い主さんが引っ張って猫を誘う遊び方でも猫は喜んでくれますので試してみてください。

子猫には噛むおもちゃを与える

歯の生え変わりの痒さのためダンボールを噛む場合には、噛むことのできるおもちゃを与えてあげましょう。これは一定の時期にだけ見られる行動で、歯が生え変わってしまえば落ち着きます。

そのため、放置してしまう飼い主さんが多いですが、ダンボールを噛むことが癖になってしまうと成猫になってもやり続ける場合がありますので、歯が痒そうにしていたら他の物を与えるなどをして対処するようにしましょう。

猫が飼い主に甘えている事を表現する方法の一つに頭突きがあります。猫が頭突きをしてくるときの気持ちについて、『猫の頭突きが激しい!甘えん坊な猫の愛情表現かも』の記事で紹介しています。

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まとめ

猫がダンボールを噛む理由について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。猫がダンボールを噛むことには、様々な理由があるので、その猫にあった対処法を取るようにしてあげてください。

どうしてもダンボールが好きな猫には、ダンボール素材の爪とぎなどを与えてあげると、それで満足してくれる場合もあります。

爪とぎや寝床として使用する分には問題のないダンボールも、噛む行為は健康を害する恐れが出てくる可能性がありますのでやめさせるようにしていきましょう。

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