空前のペットブームで、3家庭に1匹の何かしらペットがいる世の中になりました。犬も良いけれど、猫もやっぱり可愛い!と思い、飼ってみたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ、猫も含め生き物を飼うには飼い主さんの責任がすごく重要になります。今だけの気持ちで飼い始めたけど、色んな理由で気が変わることも現実として多くあるのです。
今、猫を飼うことを本気で考えているのであれば、必ず事前に知っていて欲しい事をお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
猫を飼いたいと思ったら知っておきたいこと
フワフワでモフモフ、しなやかな体、ツンデレなど猫の魅力は沢山あります!しかし、先程も言った通り飼うとなれば命を預かるものとしての責任が必要になってきます。
猫に対する知識はありますか?
猫は気ままな性格と思っている方が多いと思いますが、実は違うのです!猫は甘えん坊な性格が多く、飼い主さんとのコミュニケーションが大好きな生き物です。
まず、猫との時間をたっぷり確保できますか?お仕事が不規則でも、しっかりと面倒を見てあげることができるでしょうか?猫の知識が足りない場合、飼い主さんも猫も幸せとは言えない生活になってしまいます。
猫が飼える環境ですか?飼う為にお引越しはできますか?
賃貸住宅の場合、犬は許可が降りても、猫に対する物件数は少ないのが現状です。それはなぜかというと、猫は爪とぎをしますよね。テレビや本では、爪とぎ専用のアイテムにしているように書かれていることがほとんどですが、実際はしつけなければいけません。
しつけの途中や、しつけに失敗した場合、家の壁や柱に爪とぎをしてしまう子がいます。これを嫌う大家さんもいるのです。ですので、大家さんの許可が無いと猫は飼うことができません。
現実問題として、ペットOKとなっている賃貸住宅でも、猫はNGだったりする事が多くあります。
また、許可があっても敷金や礼金が割り増しになることがほとんどです。そして、退去費用も、お部屋の汚れや傷によって高額になることがあります。これらのことがクリアできますか?もう一度じっくり検討してみましょう。
経済的な余裕はありますか?
猫を飼っていると、毎日のエサ代、トイレ用品代、病気や怪我をした時の病院代、ワクチンの接種代、ペットの医療保険代が必要になります。
猫の一生にかかる費用は100万円を軽く超えるというお話もあります。ちなみに我が家の猫が、病気で5日間入院した時は医療保険無しで約10万円でした。猫の生涯かかる費用については、『飼う前に!猫を飼うとかかる費用まとめ【生涯にかかる費用】』の記事でも詳しく項目ごとに解説しています。
また、私自身が猫に引っかかれて通院した時にかかった費用は、約3万円でした。これらのことは、いつ起こるかわかりません。充分に貯金はありますか?また、充分に収入はありますか?経済的な問題は愛情だけでは解決できません。
旅行などの計画を犠牲に出来ますか?
猫を飼っていても旅行は行けます。ただし、面倒を見てくれる人が必要です。その人がいなければ、ペットホテルになります。ペットホテルは長期の預かりはしてもらえないこともありますし、猫にとっては見知らぬ場所なのでストレスを感じます。
そして、ここでもですが、もちろん費用もかかってきます。大型連休になると、どこも予約でいっぱいになってしまうことがあります。予定していた旅行をキャンセルしないといけなくなる時だってあるのです。
猫にとって一番ストレスのないお留守番方法は、『ペットホテルはストレス!猫に留守番をおとなしくさせる方法!』の記事で詳しく紹介しています。
猫アレルギーの家族はいませんか?
猫の毛や唾液にアレルギー反応が出てしまう方がいます。症状は、痒みなどの軽いものから、重篤な喘息など様々です。アレルギーはつらい症状が多いので、同居の家族の中に猫アレルギーの方がいると完全に隔離しなければいけません。
猫を飼ってからアレルギーだとわかる場合もありますが、責任を持って飼えますか?お部屋の間取りは充分確保できるでしょうか?
実は私も猫アレルギーです。小さい頃は何ともなかったのに、我が家で猫を飼い始めてから突然症状が出始めました。しかし、責任を持って最後まで可愛がって行こうと思っています。
あなたにその覚悟はありますか?必要であれば病院でアレルギーの検査をしてもらえます。しっかりチェックしてから飼うことをおすすめします。
万が一猫アレルギーが出た時の対処法を『猫アレルギーの症状が出た!?少しでもアレルギーを抑える方法』の記事でも詳しく解説しています。
猫の最後を見届けられますか?
命あるものはいずれ亡くなります。かわいそうだから見てあげられないなんて言わないでください。人に任せず、自分で猫の最後を看取ってあげることができますか?また、あなたの年齢は猫の寿命を越えられますか?
猫の寿命は長い猫では20年生きたお話もある程です。年老いた猫は、認知症だって患うことがあります。癌に侵されることもあります。あなたは愛猫のために介護はできますか?最後まで可愛がり、愛情を持ち、責任を持って飼えますか?
猫を飼うにあたってお話しましたが、厳しいと思う方もいるかもしれません。しかし、猫を飼った時から、家族なのです。真剣に猫と、飼い主さんとお互いが幸せになって欲しいからお話しました。
それでも猫が欲しい!飼える自信がある!と言う方は次のお話に進みましょう!猫を飼う場所についてなのですが、ペットショップやブリーダーから譲ってもらおうと思っている人もいると思います。
主な猫の販売先と言えばこの2つになりますね。今回はその2つ以外で猫を譲ってもらう方法をご紹介します!
猫を飼うなら里親という制度を知っておこう!
里親に出ている猫
里親に出されている猫は、子猫が生まれたが飼えない、野良猫を保護した、家庭の事情で飼えなくなった、などの理由から新しい飼い主さんを募集している猫たちです。子猫から成猫まで様々な種類の猫がいます。兄弟猫で募集をかけていることもありますよ。
里親募集している人とは?
里親募集中の猫たちは、愛護団体、保健所、前の飼い主さんなどから、新しい飼い主さんに譲渡されます。この時に色んな条件を付けて募集していることがあります。
例えば、未婚のカップル不可、長時間の留守不可、飼育歴無し不可、フリーメールでの問い合わせ不可などです。
これは『猫の保護活動の意義や猫の譲渡の条件が厳しいこれだけの理由』の記事でも書いているように、猫たちを最期まで本当に面倒を見てくれるのかどうかを、募集元の人が心配している為、意外にも誰でも飼えるわけではありません。
ただし、これまで保護活動などをしてこられている方が出している条件ということなので、それだけ厳しくしないと、実態として最期までお世話をしてくれないということがあるのです。
里親募集をしている場所
里親募集の情報は、保健所のホームページや、愛護団体のホームページから見ることが可能です。また、一般の方も含めて、里親募集のサイトもあり、写真や現在の状況を見ることができます。
動物病院やペット系のお店でも、里親募集の貼り紙があることがありますので、電話などで確認してみるといいでしょう。
里親募集中の猫を実際に見たい!
もちろん飼う前には相性をみたり、性格をみたりするために会うことだってできます。保健所の場合や一般の方の場合は、電話をして日程を合わせるといいですし、愛護団体の場合は定期的に譲渡会を行っており、参加するとみたり触ったりすることも可能です。
この時に、猫の情報をたくさんお話しておくと後々飼った時に困らなくて済みます。
猫の里親制度は、殺処分など不幸な猫を減らすために始まったものです。種類や年齢にこだわりが無い方にはおすすめです。私の知人も、愛護団体から猫を引き取りました。
飼い始めた時はまだ小さく、手もかかったようですが、元気にすくすく大きくなり、今ではおうちのムードメーカーのような存在になっています。
では、大きく話は変わりますが、当然猫を飼う上でしんどい事ばかりではありません。猫を飼うとこんなに幸せなことがあるんだ!と思ったことをご紹介していきますよ。
猫を飼うと癒やしの世界が待ってます!
猫は表情も感情も豊か!
写真を撮ると、保存したくなるくらい可愛らしいものから、ちょっとびっくりするような睨み顔まで撮れます。その表情1つ1つが可愛いのです!瞳が大きく映ってキラキラした目は、とっても可愛らしいですよ!思わずSNSにアップしてしまう程…。
また、猫は感情も豊かなので、一緒におもちゃで遊びながらじゃれあったり、側に来てかまって欲しそうにしたりと、とにかく人の心をくすぐるのが上手です。疲れていても、猫を見ると癒されて、明日も頑張ろう!って思えます。
触るとモフモフで癒される!
猫の毛並みは美しいですよね!特に尻尾なんてフワフワです!私はモフモフしながら、今日あった出来事を猫に話しかけてます。
触る事を嫌がらずに聞いてくれるので、安心してしまいます!歩いていても足にすり寄ってきたり、甘えてきてくれるので嬉しくなってしまいます。
まとめ
猫を飼うことは、人にとって幸せなことですよね。その恩返しのつもりで、たくさん猫を可愛がってあげてくださいね。
猫が飼えない方も、猫カフェなどで猫と触れ合って、癒しの時間をぜひ満喫してみてください!楽しい猫ライフを一緒に過ごしていきましょう!