猫を飼っていてそれまで全く平気だったのに、突然アレルギーの症状が出ることがあります。ちなみに実際に私が猫を飼い始めて半年ほどで猫アレルギーに症状が出てしまいました。
ですが、猫を手放すことは考えていません。というか考えてはいけません!いかにして、アレルギーと猫と関わっていくかが重要だと思います。
今回は猫アレルギーにかかってしまった方や、悩んでいる方へ症状を緩和させる方法をお話していきますね♪
猫アレルギーの症状
触ったり同じ空間にいるだけでくしゃみ、鼻水、涙が止まらなくなる
猫を触ったり、猫がいる空間に入るだけで、くしゃみと鼻水が止まらなくなります。くしゃみや鼻水に続いて、涙目になってしまい、もっと辛くなってしまうことが多いですね。
この場合は、猫には極力触らないようにすることが大切です。また、鼻をかんだり、目を触る時には必ず手を石鹸で洗ってからにしましょう!
猫が近くにいると呼吸が辛くなる、ゼーゼーとした呼吸になる
猫と同じ空間にいるだけで、呼吸が辛くなってしまう症状があります。この場合は、空気に浮遊している猫の毛を吸い込んでしまうことで起こることが多いので、換気を心がけましょう。
猫がいる場所に入る時はマスクを着用することをおすすめします。また、空気清浄機を活用することもいいでしょう。
猫に接触した部分が赤くなって痒くなる
このアレルギーの痒みが出る症状は、私と同じです。特に、猫の爪に引っかかれた時などに症状が出ます。引っかかれた場所が赤くミミズ腫れになり、周囲も赤くなります。
ひどい時には、傷の周辺に蕁麻疹が出る時があります。とにかく痒いです!でも、掻いてしまうことはおすすめしません!
まずは流水と石鹸で綺麗に洗い流しましょう。その後に、冷やすことが大切です。ケーキなどを買った時についてくる保冷剤が、大きさもピッタリでおすすめです。
目が腫れてしまう、目が痒くなる
目が腫れぼったくなってしまったり、痒くなってしまう症状も辛いですね。この場合はしっかりと冷たい流水で顔を洗いましょう。女性ならできればメイクは落としましょう。
洗った後に痒みが残っても、絶対に掻かないようにしましょう。掻いてしまうと、眼球を傷つける恐れがあります。冷やすことで症状が落ち着くこともあるでしょう。
猫アレルギーの症状が出る原因
アレルゲン
猫のフケや毛などに含まれるアレルゲンが原因とされています。人の体はアレルギーの元となるアレルゲン物質を摂取してしまうと、危険と感じてしまうことがあります。
この判断が過剰に出た場合に人の猫アレルギーの症状の原因となってしまうのです。
猫の爪はしまうことが出来る。これが原因かも…
猫の爪は出たり入ったりしますよね。猫の爪に原因が隠されている場合もあります。それは、爪をしまってしまうことで雑菌が繁殖しやすいのです。
その雑菌の温床となってしまっている爪で引っかかれた場合に、猫アレルギーの症状がでてしまうことがあります。猫の爪切りは定期的に行ってあげ、トイレなども極力清潔に(砂を掻くため)しましょう!
猫の唾液から全身の毛へアレルギーの元が付いている
猫のアレルギーの元と言われる誘発物質が猫の唾液に含まれていることが、研究で判明しています。
このアレルギー誘発物質は猫が全身を毛づくろいしたときに、猫の全身に付いてしまいます。これに触れるなどしてアレルギーが発症してしまうというわけです。
外に出入りする猫は要注意!ノミやダニが原因の場合も…
屋外と室内を行き来できる猫は、自然の中で自由に活動し猫本来の在り方を思わせますね。ですが、茂みや草むらに入ってしまった後は要注意!猫の体にノミやダニが付いてしまうことがあります。
この小さな虫たちがアレルギーの原因になってしまっている場合もあるのです。屋外と室内を交互に入る猫には、必ずノミよけの首輪やノミ取り櫛で駆除を行いましょう!
猫に付着したダニやノミを駆除する方法については、『猫のダニやノミはどう対処すべき?早めにやっておきたい予防法!』の記事で詳しく書いています。病院での治療方法は、『猫のノミ駆除を病院で行った時にかかる費用まとめ』で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
猫のオシッコや肛門腺分泌液
猫の肛門腺から分泌される液体やオシッコには縄張りを誇示することに大いに役に立つものですが、これらが原因で症状が出ることがあります。
縄張りと言えばオスが主にマーキングし誇示しますよね!察しの言い方はもうお気づきかもしれませんが、オス猫を飼っている人の方が、アレルギーが出やすい傾向にあります。
ですので、いつもトイレは綺麗に清潔にしておくことが大切です。また、掃除の時にはゴム手袋を着用すると肌にアレルギー物質が触れる機会が少なくなりますのでおすすめです。
猫のトイレを常に清潔にする方法を、『猫のトイレが臭いのを抑える方法!これでニオイに悩まない!』の記事で詳しく紹介していますので、ぜひアレルギーや臭いに悩んでいる方は参考にしてみてください。
猫を飼っていて猫アレルギーになってしまった場合
猫アレルギーの症状が出た場合は結構大変です。ですが、猫を手放したくない気持ちは皆さん同じだと思います。アレルギーでお悩みの方へ実際に我が家で行っている、猫とアレルギーと両方と上手に付き合っていく方法をお話していきますね。
猫と一緒に寝ないようにしましょう!
猫と一緒に寝ると可愛い寝顔も見れて幸せですよね。ですが、アレルギーの症状が出る人は、猫と一緒に寝ないようにしましょう。寝ている間は人間は無防備で、自分が自然に行う仕草にも気づけません。
寝ている時に猫が、顔の前にいたら?痒くなってしまって、力いっぱい掻いてしまったら?そう考えると猫にとっても人にとっても良くないのです。
その他にも猫と飼い主さんがあまり一緒に寝ないほうが良い理由があります。詳しくは、『猫と一緒に寝るのはよくない!猫と付かず離れずの生活が良い理由』の記事で解説しています。
布製品は60度のお湯で定期的に洗いましょう!
猫がゴロゴロしていることの多いカーペットやひざ掛け、クッションなどは定期的に洗濯し、清潔にしましょう。除菌できるスプレーを振っているから大丈夫、と安心していると大変な思いをしてしまいます。
布製品は60度のお湯で洗うことで、アレルギー物質を除去することができるのです。お風呂の残りのお湯に更にお湯をプラスして、触ってみてかなり熱いなと感じる温度にして洗ってしまいましょう。この時に猫用のベットなどとは絶対に一緒に洗わないでくださいね!
猫専用の部屋を作ってみよう!
部屋数に余裕がある家の場合は、居住地を分けてしまうこともいいでしょう。猫と離れるのは少し寂しいですが、いつでも遊びにいける距離ですし、お互いのために検討してみてはいかがでしょうか?
空気清浄機を使用してみよう!
空気中に飛散するアレルギー物質は人の手では掃除できません。窓を開けて換気することでも多少は空気は綺麗になりますが、ずっとは無理がありますよね。そんな時は、小さな微粒子もキャッチしてくれる空気清浄機に頼るのも1つの方法です!
ペット用に作られた空気清浄機も販売されるようになってきたので、これらを上手に使いましょう。猫アレルギーを発症する人は他にもアレルギーを持っている可能性が高いのもありますし、それも同時に防いでくれる空気清浄機は便利です。
猫がいる家庭では一家に一台空気清浄機があれば安心できますよ。ちなみに我が家では、1部屋につき1台稼働させています。サイズもカラーも色々あるのでインテリアに合うものを選ぶといいでしょう。
少なくても3日に1回は掃除機をかけましょう!
家の中のありとあらゆる場所を掃除機で吸って掃除しましょう!そうすることでアレルギーの元となる物質が部屋に停滞することを防いでくれます。価格は少し張りますが、細かい粒子も吸い込んでくれるようなハイスペック掃除機であれば、尚更いいでしょう。
これならば、吸い込んだ後の吐き戻しの空気の中にアレルギー物質が放出されることはありません。いつも家の中がピカピカで空気もクリーン!とっても気持ちがいいですよ!
【基本中の基本】猫に触れた後は必ず手を洗おう!お風呂に直行もいいかも!?
痒くなったり、赤くなったりするアレルギー症状にはこれが一番良く効き、基本中の基本です!我が家では猫と戯れて思いっき遊んだ後には、必ずお風呂に直行です!
お風呂に入ることで、全身のアレルギー物質をキレイさっぱり洗い落とすことができます。お風呂に入れない場合は、手を洗って簡易的に症状を予防しています。
猫をブラッシングしよう!月に2回はシャンプーを!
猫自身からのアレルギー物質を抑えるために月に2回はシャンプーしてあげましょう!ちなみに、我が家では月に2回、シャンプーを行っています。(シャンプーが多すぎるなら、お湯で流すだけでも大丈夫です)
シャンプー以外の日はブラッシングをして、部屋に猫の毛が飛散しないようにしています。シャンプーやブラッシングをする場合は、猫が嫌がり暴れてしまうことがあるので、必ず長めのゴム手袋と防塵マスクを着用しましょう!
そうすることで、爪で引っかかれてもゴム手袋が防いでくれ、皮膚のアレルギーを抑えることができます。
本来はあまり猫はお風呂に入れなくても大丈夫な生き物ですが、今後ずっと一緒に暮らしていくのでアレルギーや清潔の事を考えてお風呂に入れるのは大切です。ただ、猫は水に濡れることが嫌いな生き物なので、お風呂に入れることに苦労する飼い主さんは非常に多くいます。
猫をおとなしくお風呂に入れる方法を、『猫をお風呂にいれる頻度はどのくらい?おとなしく入れる為にできること』の記事で紹介していますので、悩んでいる飼い主さんはぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
猫好きには辛いアレルギーも、対処していくことで軽減できることがあります。猫を手放さなくていいように、飼い主が工夫を凝らしてあげましょう。
実際に私はアレルギーの症状を抑えることに成功しました!是非これらのことを試してみてくださいね!