皆さんは猫に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?例えば、猫はわがままとか、自由気ままとか色々言われていますね。でも、なぜ自由気ままな猫の愛好家がいるのでしょうか?
それは、見た目が可愛くて癒されることはもちろんですが、猫に甘えられた時が最も愛しく感じるからではないでしょうか。
猫は気ままな性格の子が多いですが、同時に甘えん坊の子も多いのです!今回は猫の甘える時のサインと、猫が喜ぶ触り方や遊び方をご紹介していきますね♪
目次
猫の甘えるサイン
猫が体をスリスリと寄せてくる
飼い主さんなどの人の足元に猫が体を摺り寄せてくる時ありますよね!猫には頬と顎に匂いやホルモンを分泌する気管があり、飼い主さんなどの人に自分の匂いを擦り付けているのです。
この時、猫は上機嫌な時が多く、自分が体を擦り付けている相手に好意や甘えたい感情を持っています。その他にもすりすりしている理由がちゃんとあります。詳しくは、『猫がすりすりしてくる理由は?壁や家具にもこするホントの理由』で紹介しています。
ゴロゴロと喉を鳴らすとき
猫の喉鳴らし行動は通常の鳴き声と違い、喉にある声帯を振動させて音を出しています。撫でてあげている時などに、よく耳にする方も多いのではないでしょうか?猫はその時リラックスした状態になっており「気持ちいい」「もっとしてほしい」と甘えているのです。
猫が毛布やクッションなどをフミフミしているとき
猫が肌触りのいい布製品や、寝転がっている飼い主の上でフミフミしていることありますよね!これはマッサージの練習をしているわけではなく、実は母猫から母乳をもらう時にしていた行動で、一時的な子猫戻りをした場合に見られる仕草です。
飼い主さんの体の上で、この仕草をする場合は飼い主さんを母親と認識している証拠で、甘えたがっているサインです。
お腹を見せてゴロンと横に寝転ぶ
猫が突然、飼い主さんの前で、ゴロンとお腹を見せて寝転ぶ時も甘えたいサインです。通常、生き物にとってお腹は重要な部分。なぜならお腹の中には生命上、大切な臓器があります。
生死をかけた争いの時には、柔らかいお腹は敵に狙われやすいのです。それでも、飼い主さんにお腹を見せるこの仕草は、飼い主さんを信頼しているからこそできる仕草なののです。
捕まえた獲物を見せに来る
都会などではあまり見かけないと思いますが、猫が鳥やネズミをハンティングし見せに来る行動をするときがあります。飼い主さんからすると、びっくりしてしまいますね。
ですが、この行動は「見て!こんなもの捕れたよ!すごいでしょ!」と猫はウキウキで褒めて欲しい気持ちや、甘えたい気持ちで来ているのです。「すごいね!」と褒めてやり、獲物はソッと猫に見えないように片付けてあげましょう。
尻尾をピンと立てて歩いてくるとき
飼い主さんが外出から帰宅した時などに、ねこがピンと尻尾を立てて歩いてくることがありますよね。この時の猫の気持ちは「おかえりなさい」の気持ちと「どこに行っていたの?寂しかったよ」の気持ちなのです。
そんなおとなしく待ってた愛猫には、たくさん喋りかけて甘やかしてあげると喜びますよ。
じっと見つめながら高い声で鳴くとき
飼い主さんのことを愛くるしい瞳で見つめ「ニャー」と高い声で鳴くときも甘えたいサインです。遊んだりしてかまってあげると落ち着くことが多いでしょう。また、おやつやごはんを欲しがったりしている時もこの仕草をしますよ。
膝の上に乗ってくるとき
飼い主さんが座っている時に、猫が膝の上に乗ってくる経験ありませんか?この時の猫は「撫でて欲しい」気持ちで甘えたくて乗ってきているのです。他にも隙間や物陰から顔を出して、見つめてくるときも甘えたいサインなのです。
猫の甘えたい仕草は信頼関係が厚いほど、猫は甘えたい仕草を表すことが多くなります。実は、メス猫よりも、オス猫の方が甘えん坊が多いのも事実です。なぜなら、オス猫はメスの気を引くためのアピール能力に長けているからです。
オス猫が甘えん坊な理由や、程よく甘えた猫に育てる方法を、『オス猫は甘えん坊が多い!?程良く甘える猫に育てる方法』の記事で詳しく紹介しています。
また、早くに去勢することにより、子猫の気持ちが抜けきらず甘えん坊になってしまう子も多くいるのです。それでは、猫が甘えてきたり、甘えたいサインを送ってきたときに、猫が喜ぶ触り方や遊び方を紹介していきます!
猫が喜ぶ触り方や遊び方
猫を撫でると猫が喜ぶ以外にも、人間にも効果があることをご存知でしょうか?なんと、猫を撫でることによって、人間の脈拍や血圧が下がるというデータがあるのです!
ストレス社会の現代で、体やメンタル面に癒し効果があることは大切なことですね!それでは猫にも人にもいい「猫が喜ぶ触り方」をまず、お伝えします!
顎の下から耳の後ろを掻いてあげる
猫がうっとりする場所ナンバーワンは顎の下ですね!コチョコチョと顎の下から耳の後ろまで掻いてあげましょう。耳の後ろは、後ろ足で掻くこともあるので多少強めの力でも喜びます。
鼻筋と頬を押さえるようにしながら撫でてあげる
猫の鼻筋と頬を軽く押さえるようにしながら撫でてあげると気持ちよさそうに喜びます。ただ、猫によっては、目の周りを触られることを嫌がる猫もいますので注意しましょう。
背中から尻尾までを撫でてあげる
毛の流れに沿って、背中から尻尾までを優しく撫でてあげてください。そうすると、気持ちよさそうに顔を上げる猫もいるでしょう。また、尻尾の付け根を軽くトントンと叩いてあげると尻尾をピン!と立てて喜ぶ猫も多いですよ。
前足をマッサージする
前足の付け根の辺りを揉んであげると気持ちよさそうにします。そのまま前足を軽く握ってムギュムギュとマッサージしてあげましょう。飼い主さんも肉球を触って堪能できるのでおすすめです!
この場合に手を引っ込めてしまう時は、握る力が強すぎるということなので、加減をしてあげましょう。
わきの下からお腹を優しく撫でてあげる
わきの下を優しく撫でてあげながら、お腹を「の」の字を書くように手のひらで撫でてあげます。この場合は、膝の上で抱っこしながらしてあげると安定してやりやすいです。
猫が気持ちよくなっているかどうかは、足をダランと伸ばすかどうかなので見ながら行ってあげましょう。
それでは次に、猫が甘えてきたときに飼い主が一緒に遊べる「猫が喜ぶ遊び方」をご紹介していきますよ。
王道、猫じゃらし
猫が甘えて、すり寄ってきたら猫じゃらしを出して遊んであげることで喜ぶこともあるでしょう。猫じゃらしを早く動かしたり、ゆっくり動かしたりすることで、猫の狩猟本能が刺激され楽しく遊ぶことができます。
猫じゃらしにも様々なタイプがあり、何本か持って使い分けると飽きやすい猫も楽しんでくれることでしょう!
ビニール袋でバレーボール
買い物袋などの小さめの袋に空気を入れて縛り、簡易的なボールにしてあげましょう。この時にパンパンに空気を入れてしまわず、少しシワが残る程度にすることがポイントです。
あとは飼い主さんかポンポンを投げて遊んであげましょう!ビニール特有のカシャカシャと鳴る音と、不規則に動く袋に猫も喜んで遊んでくれます。
段ボールハウスでかくれんぼ!
スーパーやホームセンターなどで手に入る段ボールにカッターなどで穴を開け、ハウスを作ってあげましょう。小さな穴や、形を不揃いな四角や三角形にするとより効果的!
猫は暗くて狭い場所を好む生き物ですので、ウキウキで入ってくれることでしょう。穴からおもちゃをチラチラと覗かせてあげるともっと喜びますよ!また、飼い主さんが手を突っ込んで触ったりしながら、かくれんぼをすることもおすすめですよ。
その他にもまだまだある、猫が喜んでくれる触り方や遊び方を、『猫好き必見!猫が喜ぶ触り方や遊び方を全て解説!』の記事でたくさん紹介していますので、飼い猫とのコミュニケーションに役立ててみてください♪
まとめ
猫は意外と甘えん坊な仕草を、たくさんする生き物なことが分かりましたね!しっかりと愛情をかけて甘えさせてあげれば、その分愛情を返してくれます。
遊び方も、簡単な工夫1つで飼い主も一緒に楽しめること間違いなしです!これからも猫と人のより良い共存のために、コミュニケーションを大切にしていきたいですね!