猫をお風呂にいれる頻度はどのくらい?おとなしく入れる為にできること

猫 お風呂

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愛猫のことで色々と調べていると、度々目にする質問があります。それは「猫にお風呂は必要なのか?」ということです。猫はあまり臭くない動物ですが、どのくらいの頻度でお風呂に入れるべきなのでしょうか?

今回は、そんな多くの疑問、猫のお風呂について詳しくご紹介したいと思います。

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猫をお風呂で洗ってあげるのはホントに必要?

猫のお風呂の頻度は「年に1~2回」!

猫は自分で体を舐めてキレイにしますよね。猫は自然界の中でも、手先で遊ぶ水遊びは好きだけれども、濡れることを嫌う生き物です。それは体全体が濡れてしまうと、自分である証拠の匂いが消えてしまうからです。

動物は動物同士にしか分からない匂いがあり、この匂いによって自分の存在をアピールするのです。よってお風呂の回数が多ければ多いほど、自分の存在の「証」が消えてしまうのです。これは猫にとって大変重要な事件なのです!

よって、基本的には猫をお風呂に入れる頻度は「1年に1回~2回」に抑えてあげましょう。汚れている場合は、部分洗いや濡れたタオルで拭いてあげた方が猫にとっては安心できるのです。

猫の体臭はほぼない

愛猫がなんかクサイ…と思っている飼い主さん!それは、実は体臭ではなく、猫のトイレの臭いなのです!トイレの砂を蹴ったりしているうちに、毛に匂いが移ってしまっているケースがほとんどです。

猫には基本的に人間に分かるような体臭はありません。ですので、猫が臭う時は、お風呂に直行ではなく、トイレをきれいに掃除してあげて欲しいです。トイレをきれいに保っていると、自然と臭いが消えていきますよ!

猫はカナズチが多い

猫は泳げない子がほとんどです。一説では、猫の祖先であるリビアヤマネコは、砂漠に住んでいたので基本的に水に馴染みが無かったことが挙げられます。

また、このリビアヤマネコが住んでいた砂漠は昼と夜の寒暖差が激しかったことから、体が濡れて体温を奪われる事で命取りになることを防ぐために、水にぬれることを嫌ったお話があります。よって、猫は本能的に水が苦手なのです。

猫は汗をかかない

猫は人間のように汗腺を持っていないので汗をかきません。唯一、汗をかく場所は肉球です。ですが、この汗も暑いからかくのではなく、ストレスが高まったり興奮した時にかく汗なので、人間の思っている汗とは全くの別物なのです。ですので、猫の皮膚は人間のように汚れるということが無いので、そうそうお風呂に入らなければいけない理由がないのです。

お風呂は猫にとってストレス!

猫をお風呂に入れたことがある方なら、きっと経験したことがあると思います。猫をお風呂に入れると、悲しそうに、助けを求めるような声で鳴きますよね…。至る所にしがみついたり、暴れたり…。

ひどい場合だとお風呂から出て意識を失ったり、嘔吐してしまったり。猫にとってお風呂は、それほどまでにストレスに感じるのです。そして、暴れる猫を捕まえて洗うのは並大抵のことではないとお分かりいただけると思います。

無理にでも入れようとすると、飼い主さんも大きな怪我をする可能性もあります。

日頃のお手入れはブラッシングで充分

室内飼いの猫は外を行き来する猫と違って、泥や土の汚れはありませんよね。ですので、日頃のお手入れはブラッシングで充分きれいになります。

ブラッシングは、猫にとって安心に出来ますし、スキンシップも取れますね。毎日ブラッシングをしてあげると猫も喜びますよ!

猫がお風呂に入る回数が少なくても平気だということは、上記の件からもお分かりいただけると思います。ですが、どうしてもお風呂が必要な時もあります。それは、「猫カビ(真菌)」が発生した時です。

これは皮膚病の一種で、菌に対する抵抗力が落ちた時に発生することがあります。この菌はどこにでもいるような常在菌です。この治療法の1例に抗真菌用のシャンプーがあり、お風呂嫌いな猫もお風呂に入らないといけない場合があります。

先程も少し触れた通り、猫にとってブラッシングは必須です。正しいブラッシングの方法を、毛玉対策は必須!猫のブラッシングを正しくする方法!の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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それでは、猫をお風呂に入れる時の注意点やポイントをご紹介していきますね。

猫はおとなしくお風呂に入る方が少ない!

猫は、本当にお風呂が苦手な子が多いですね。よってお風呂に入る時は暴れるということを、必ず頭に入れてから取り掛かってください。うっかり気を抜くと怪我をする場合もありますので、注意してくださいね。

お風呂に入れる前には爪を切っておこう!

猫が鋭いカギ爪を持つ生き物です。どんなに爪とぎをしているからと言っても、爪は鋭いのです。ですので、お風呂に入れる前には爪切りをしておきましょう。こうすることで、もし引っ掻かれたとしても、傷が浅く済みます。

お湯は38℃くらいに設定しましょう

猫を洗う時は、お湯の温度を38℃くらいに設定しましょう。これは猫の体温と近づけるためです。38℃以上のお湯は、猫が熱くてびっくりして暴れてしまいます。

シャワーより洗面器でかけ湯をする

猫は音にも敏感です。シャワーの音に驚き、暴れることがありますので、お湯は洗面器で静かにゆっくりとかけてあげましょう。この時に、足元から徐々に濡らしていってあげると、猫の恐怖心もいくらか安らぎます。

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顔にタオルを巻いておく

猫をお風呂に入れる時に、顔にタオルを巻き視界を塞ぎましょう。猫は本能的に、暗くて狭いところが大好きです。その環境を、顔にタオルを巻き付けることで再現してあげましょう。

また、このタオルは音を防ぐ役割もしてくれます。ですが、猫が興奮して暴れないように細心の注意は必要です。

お風呂の後のドライヤーの風量は「弱」で!

猫は、ドライヤーの音に非常にびっくりします。また、風も嫌がることが多く暴れることが多いです。ドライヤーをかける場合は冬のみで、夏場などの気温が高い時期はしっかりタオルドライして自然乾燥の方がいいでしょう。

ドライヤーを猫にかける際は、必ず風量を「弱」にしてください!私は間違って「強」にしてしまい、驚かせてしまって引っ掻かれ、6針縫いました…。猫の引っ掻き傷は、人間が思う以上に深いものです!怪我をした場合は必ず病院で診察を受けましょう!こんなことにならないように、皆さんはお気を付けくださいね。

本能的にお風呂が嫌いな猫ですが、子猫の時から慣れさせていると、お風呂を気に入る子もいます。大きくなってから慣れさせることは大変なことなので、子猫の時からお風呂に慣れさせておきましょう!

子猫の時からお風呂に慣れさせるのがベストな方法

おもちゃを浮かべて興味を引く

本能的にお風呂が苦手な猫に、お風呂好きになってもらう為には、一番最初の印象が大切です。洗面器などに、ぬるま湯を張り、そこに猫が好きなおもちゃを浮かべて興味を引いてあげましょう。お風呂に入ることは、楽しい事だと記憶させることが大切です。

全身が濡れることに徐々に慣らしていく

ぬるま湯を張った洗面器や猫専用のお風呂に、足から徐々に浸けて行きましょう。お湯に浸かることが温かくて気持ちがいい事、危険がないことを覚えさせましょう。この時に嫌がった場合は、無理強いせず、次回に期待しましょう。

蛇口から水を細く出し遊ばせる

猫は、水遊びが大好きな生き物です。流れる水を見ると、ついつい手が伸びてしまう子も多いでしょう。お風呂は、水遊びの延長線だと教えてあげることでお風呂を好きになってくれる猫もいます。

飼い主さんのお風呂に同席させる

お風呂の環境に慣れてきたら、飼い主さんがお風呂に入っている時に、近くで遊ばせましょう。この際に、お風呂が気に入っている子は、お風呂の蓋に乗って遊ぶ子もいます。

ですが、落下すると必ずパニックになり、お風呂に寄り付くことすら嫌がるようになってしまうので注意してあげましょう。

シャンプーは猫専用の無香料のものを選ぶ

人間用のシャンプーは、猫にとっては刺激臭でしかありません。また、成分も人間に合わせて作られています。猫がお風呂に慣れて、シャンプーをするときは、必ず猫専用の無香料のシャンプーで洗ってあげましょう。

お風呂から出た後は、しっかりタオルドライをする

子猫の場合は特に、寒さに弱いのでしっかりとタオルドライしてあげましょう。ドライヤーも大丈夫そうであれば、離れた場所から風を送ってみてあげてください。ドライヤーを嫌がった場合は、即中止してあげてくださいね。

ただ、絶対にやってはいけないのが歳のとった猫のお風呂です。老猫をお風呂に入れてはいけない理由や、身体を清潔に保つ方法を、老猫をお風呂に入れないで!高齢猫の体を清潔にしてあげる方法の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

老猫はあまり体力もなさそうだし、お風呂に入れてもいいのか悩んでしまう飼い主さんが多くいます。実際歳を取ると、寝ていることも多くお風呂は疲れてしま...

まとめ

成猫を風呂に入れようとすることは、すごく困難なことが多いのが事実です。飼い主さんが怪我をしないように、長めのゴム手袋を付けたり、長袖や長ズボンを着用するなどの工夫が大切です。

子猫の時から慣らそうと思っていても、お風呂嫌いの子もいます。お風呂が好きになる子の方が、稀だと思ってもいいかもしれませんね。でもそれは、猫の本能から苦手なのですから、仕方ないと割り切ることも大切ですよ。

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