老猫をお風呂に入れないで!高齢猫の体を清潔にしてあげる方法

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老猫はあまり体力もなさそうだし、お風呂に入れてもいいのか悩んでしまう飼い主さんが多くいます。実際歳を取ると、寝ていることも多くお風呂は疲れてしまわないか、心配になってしまいますよね。

確かに老猫には、あまりお風呂はおすすめできません。

今回は、老猫はお風呂に入れない方がいい理由と、お風呂に入れずに清潔にしてあげる方法を合わせて紹介していきたいと思いますので、老猫の飼い主さんは是非参考にしてくださいね。

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老猫は体力がない為お風呂は禁止!

精神的ストレス

猫は高齢になるに連れて、今まで上手にできていたグルーミングができなくなり、皮膚の状態や被毛のツヤなども若い頃に比べるとあまりいい状態ではなくなってきてしまうこともあります。

だからといって、老猫をお風呂に入れることはおすすめできません。本来身体を濡らすことを好まない猫にとって、お風呂というものは苦手な物の一つに分類されています。

そして、身体の近くで使用されるドライヤーの音は、猫にとってかなりの轟音に聞こえているはずで、大きな音も苦手な猫にとってはこれも嫌な物の一つです。

このような苦手な物ばかりのお風呂は、老猫からしてみればストレス以外のなにものでもありません。ストレスが原因で体調不良になってしまうこともありますので、老猫へのお風呂は行わないようにしてください。

肉体的負担

老猫にとってお風呂は、肉体的にもかなりの負担がかかります。お風呂で身体を洗い乾かすまでには、どうしても立たせる時間が多くなってしまいます。

生活の様子を見ていれば分かると思いますが、老猫になると1日の大半は寝て過ごすようになっているはずです。

そんな生活を送っている老猫にとって、いくら飼い主さんの支えがあったとしても立っている行為は身体に大きな負担がかかり、かなりの体力を消耗してしまいます。

そしてデリケートな猫の皮膚は、老猫になると更にデリケートになり細胞ももろくなっていることが多いです。そのような皮膚を、シャンプー剤などを使用して洗ってしまうと、成猫の時には起こらなかった皮膚トラブルを起こしてしまうかもしれません。

また、全身を濡らすことは、立っていることと同じように体力を消耗し、身体の芯が冷えてしまう恐れもあります。

老猫のお風呂は、精神的にも肉体的にもマイナス面が大きいので、やはりおすすめすることはできません。ただし、清潔な環境を保つことは大切ですので、お風呂に入れずに綺麗にしてあげる方法を次の項目で紹介していきたいと思います。

高齢猫は濡れたタオルで体を拭いてあげよう!

老猫のケアは少しずつ

成猫の頃と同じ環境で生活をしているにも関わらず、老猫になってくるとなんだか汚れて見えることがあります。これは年を重ねていくのと並行して、グルーミングの回数が減っていくことに原因があるのです。

先に紹介したようにお風呂に入れることはおすすめしませんが、やはり清潔にはしてあげたいですよね。猫が自分でグルーミングをしなくなった分を、飼い主さんがケアしてあげてください。

ただ、一度にあちこちを長時間かけてケアするのでは猫も疲れてしまいますので、一気に身体中全てをやろうとはせずに、少しずつゆっくりとケアしていくようにしてください。

身体を拭く前にブラッシング

お風呂に入れない老猫を綺麗にしてあげるには、身体を丁寧に拭いてあげるのが一番ですが、その前にまずブラッシングを行うようにしましょう。

ブラッシングをすることで、皮膚に付いたフケや汚れが浮いてきますので、より綺麗に拭いてあげることができます。ブラシは毛先の柔らかい物を選ぶようにして、頭から尻尾までゆっくりと優しくとかしてあげてください。

毛玉ができてしまっていた時には、ほぐせるようでしたらほぐし、無理な場合にはカットしてしまいましょう。ほぐす時には、無理に引っ張ったりしないように注意してください。

このブラッシングには、汚れを浮かせるだけではなく、皮膚を優しく刺激してあげることで血行促進や新陳代謝の活性化にも繋がります。

正しいブラッシングの方法については、『毛玉対策は必須!猫のブラッシングを正しくする方法!』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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濡れタオルで拭く

濡れタオルはお湯で絞った物でもいいのですが、濡らしたタオルをレンジで温める方が手早く用意をすることができるのでおすすめです。

レンジで温めて熱くなり過ぎてしまっても、タオルを広げて少し上下にふるだけですぐに適温になります。

蒸しタオルはあまり熱すぎずぬる過ぎないように、体温より少し暖かい程度の物を使用するようにしましょう。身体を拭く時には最初に目元や口元を拭き、その次は毛並みにそって身体全体を拭いてあげてください。

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濡れタオルで拭いた後は皮膚や被毛は湿っていますので、それが原因で身体が冷えてしまうこともあります。濡れタオルで拭いた後は、必ず乾いたタオルで湿気を拭き取るようにしましょう。

ドライシャンプー

水を使用せずに綺麗にすることができる、ペット用のドライシャンプーを使用する方法もあります。ホームセンターやペットショップなどで、数百円程度で販売されています。

ドライシャンプーはムース状になっていますので、これを汚れや臭いの気になる場所に擦りこむようにしてなじませ、乾いたタオルで拭き取るだけです。

消臭効果のあるタイプもありますので、排泄の時に汚れてしまった場合などは、手早く部分的に綺麗にすることができますので大変重宝します。

重曹を使用する

猫のドライシャンプーは、重曹を使用する方法もおすすめです。重曹をガーゼなどに包んで、茶巾搾りのように上部をゴムなどで縛り、それで猫の身体を優しくポンポンと叩きます。

すると重曹が猫の皮膚や被毛にまんべんなく付きますので、それを濡れタオルで拭いてあげましょう。

重曹は皮脂汚れなどを落ちやすくする働きがありますので、振りかけた物を濡れタオルで拭き取ることにより、汚れを一緒にからめ取ることができます。

洗面器のお湯に重曹を大さじ1杯程度溶かし、そのお湯でタオルを濡らしてから身体を拭いてあげるのもおすすめです。この時は、普通の濡れタオルで拭く時よりも、ゆっくりと拭くことで汚れが取れやすくなります。

細かい場所のケア

身体全体は濡れタオルで拭いてあげればいいのですが、目元や耳などはそれだけでは綺麗にならない場合があるでしょう。細かい場所の部分的なケアの方法を紹介していきます。

目元

今までは前足で顔を洗っていた猫も、高齢になってくるとそれもあまりしなくなってしまいます。目やにを付けたままにしておくと、固まって取りにくくなってしまいますので、見付けたら早めに取り除くようにしてください。

もしも既に固まってしまっていた場合には、濡らしたタオルで優しく包み込むように湿らせ、少し柔らかくなってから取り除くようにしてあげましょう。

耳を覗いてみて黒く汚れているようでしたら、綿棒にベビーオイルなどを付けて優しく拭いてあげてください。あまり奥まで拭く必要はなく、入口付近の汚れを取るだけで構いません。

口周り

ご飯を食べた後の残りが口の周りに付いたままにしておくと、そこから雑菌が繁殖して皮膚トラブルに繋がることもあります。食後は口の周りを拭いて清潔してあげる習慣をつけましょう。

猫が嫌がらないようであれば、指にガーゼを巻き付けて歯の汚れを取るように優しくこすってあげてください。これは子猫のうちから習慣にしておくと、歯石予防になります。

歯石が付いていると、そこから雑菌が繁殖して歯肉炎や口臭の原因になってしまうことがあります。

猫も歳を取ってくると病気になりやすくなってきます。毎年一回は必ず健康診断は行くようにしましょう。健康診断の費用などを、『定期的に必要!?猫の健康診断にかかる費用まとめ』の記事で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

老猫は何故お風呂に入れない方がいいのか、その理由を紹介してきました。

それと合わせて、お風呂に入れずに、綺麗にしてあげる方法もいくつか紹介してきましたので、体を動かすことがなかなかできない飼い猫にはぜひ飼い主さんが協力してあげてください。

猫も年齢を重ねると、自分でできないことが増えてきます。それを補うために日々ケアをしていくことで、些細な体調の変化にも気が付きやすくなります。是非、飼い主さんが常に気を配りながらケアをしてあげましょう。

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