子犬がコロコロと遊ぶ姿は可愛らしく、見ていると癒されますよね!飼い主さんと遊ぶ以外に、一人でおもちゃに向かって吠えていたり、飛び掛かっていたりしている姿もよく見かけます。
寂しいのかな?なんて感じてしまいそうになりますが、子犬は一人遊びをしつつ色々なことを学び大人になっていくのでとても重要なことだと言えます。そっと見守ってあげてくださいね。
更に、一人遊びが上手な子犬は、一人の時間を過ごすことがとても上手なので、お留守番上手と言えます。これから成犬となっていくまでに子犬にさせたい一人遊びについて詳しく紹介していきますね。
目次
子犬を一人遊びをさせる注意点
子犬の一人遊びは、お留守番が上手になるポイントと先程言いましたが、一人遊びにも注意点がいくつかあります。
どのようにすれば、安心して一人遊びができるのか見ていきましょう。
破損するおもちゃは与えない
子犬が一人遊びをするときに、おもちゃで遊ぶこともありますよね。このおもちゃは、子犬が噛んでも破損しないおもちゃを与えるようにしてください。
ぬいぐるみと戯れる子犬は可愛らしいですが、噛んで中の綿を出してしまうことがあり、思わぬ誤飲に繋がってしまいます。
誤飲してしまうと胃や腸などの消化器系に詰まってしまい、閉塞のおそれがあり、ひどい場合は手術で取り除かなければいけないこともあるので注意してあげましょう。
部屋にフリーの状態のときは、コーナーガードなどの対策を!
お部屋で子犬がフリーの状態の時に一人遊びを始めることもありますよね。子犬は一人遊びに夢中になってしまい、自分の周りのことをあまりよく見ていないことがあります。
なので、家具にぶつかったり、転んでしまうこともあるのです。遊べる範囲をサークルで決めてあげたり、家具の角などにはコーナーガードを付けておいてあげたり、コンセントにはカバーを取り付けるなどの対策が必要です。
また、フローリングは滑りやすいので、子犬が転んでしまうことも考えられますし、滑ることで膝や腰の骨の異常に繋がってしまいますので、滑り止めマットをひいておくなどの対処が必要です。
危ないものを口にしないか見ておこう!
散歩の途中の休憩でも、一人遊びを始めることがあります。
例えば芝生の上でゴロゴロ転がったり、蝶々などの虫をジッと見ていたりするのも、立派な一人遊びです。
一人遊びしているからそっとしておこうということは大切なことですが、子犬が拾い食いをしたりしないようにしっかり見ておく必要があります。子犬にとって危険なものは以下のものが挙げられます。
【植物系】
- アサガオ
- アジサイのつぼみや葉
- アロエ
- アマリリスの球根
- スイセン
- パンジー
- キキョウ
- フジ
- ツツジ(サツキやアザレア、シャクナゲ)
- ユリ類(チューリップやヒヤシンス)
【その他のもの】
- 缶のプルタブやペットボトルのキャップ
- ポイ捨てされたタバコ
- つまようじなどの鋭利なもの
- ナイロン袋など
植物系の危険なものは子犬が食べると、中毒を起こしてしまうので気をつけてください。その他のものは、食べると消化器系の異常を引き起こしてしまいます。
草を食べる犬もいますが、外の草は危険がいっぱいで、その理由は農薬や除草剤、殺虫剤が散布されていることがありますので、口にしないように見ておきましょう。
ひとり遊びをしている時はそっとしておきましょう
子犬が一人遊びをしていると、楽しそうでついつい飼い主さんも遊びたくなりますが、できればそっとしておいてあげましょう。
なぜなら、子犬の一人遊びの時に飼い主さんが遊びに加わると、一人遊びができない犬に育ってしまい、飼い主さんと一緒でなければ遊べない犬になります。
初めにも言いましたが、一人遊びが上手な子犬は、一人の時間の過ごし方がとても上手で、お留守番時にも飼い主さんの帰りをイイ子で待つことができるのです。
一人遊びが上手な子犬は、飼い主さんが不在の時に、退屈さを持て余してイタズラをする回数もグッと減りますし、寂しさやストレスも上手に解消できるようになります。
なので、一人遊びをしている時は、一人の時間を大切にしてあげる必要があるのでそっとしておいてあげましょう。
子犬の時は一匹でケージに入れたりすると、鳴き続けてうるさくなる場合もあります。そんなときの対処法は、『子犬がケージで鳴くのをやめさせたい!ケージのしつけを覚えさせる方法』の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
子犬の一人遊びにおすすめの遊びグッズ
子犬が一人遊びをする時にどんなものを与えればいいのか分からないし、悩んでしまうという飼い主さんのためにおすすめのグッズをご紹介します。
コングにおやつを仕込む
コングという犬用の知育玩具が販売されています。ヒョウタンのような形状をしていて、倒してもすぐに起き上がったり不規則に動きます。
このコングの中にはおやつや、子犬が喜ぶようなにおいがするペーストなどを入れることができます。素材は丈夫なゴム製で、噛んでもまず、ちぎれるような心配がありません。
同じような種類のおもちゃでマロボーンというものも販売されており、こちらは内部に美味しそうなにおいのペーストが詰まったおもちゃです。
このマロボーンは噛むことで歯の健康促進を促すデンタルケアアイテムとしてもよく知られています。素材は無毒性の硬質ナイロンですので、簡単にちぎれてしまう心配がありません。
万が一、かじってちぎれた破片を飲み込んでしまっても、うんちにそのまま排出されるので安心できます。
この2種類のおもちゃは、一人遊びがまだ上手にできない子犬でも夢中になってしまうおもちゃで人気があります。
コングの場合、転がさないとおやつが転がり出てこないので、どうしたらおやつを食べられるか考えることで知能の発達も見込めるアイテムです。
ゴロゴロ転がるボール
ゴロゴロと転がるボールを追いかけて捕まえたりするのも一人遊びに向いています。
100均でも販売されていますが、子犬にとって有害な塗料が含まれていることもあるため、必ずチェックしてから購入するようにしましょう。
ボールでも種類が色々あり、中に電池が内蔵できて自動でゴロゴロ転がるタイプのものもおすすめです。不規則に転がるボールは、子犬の狩猟本能を刺激し、夢中になってくれますよ!
デンタルケアもできるアイテム
デンタルケアとして販売されているアイテムも一人遊びに活用することができます。骨型にかたどっているタイプのものや、縄を編んでいる物など、形状は様々です。
噛むことで顎や歯の健康を促進し、歯がおもちゃの隙間に入ることでハミガキ効果も期待できるので、遊びとデンタルケアが一緒にできますのでおすすめですよ。
手作りのおもちゃを作ってみよう!
おもちゃのサイズが大きく、上手に遊んでくれないと困っている飼い主さんも多いと思います。
その場合は、手作りでおもちゃを作ってみましょう!
準備するものは以下のものが挙げられます。
- ガーゼのタオルやハンカチ、使い古しのストッキングなど
- 子犬が大好きなおやつ
たったこの2つで子犬が喜ぶおもちゃが作れてしまうのです!ガーゼのタオルやハンカチ、ストッキングに子犬が大好きなおやつを包んでギュッと縛りましょう。
おやつのいいにおいがすることで、子犬は一生懸命噛んで、ほどこうと奮闘します。使っていないハンカチなどで簡単に作れるのは嬉しいですよね!
他にも、ロープや着なくなった洋服などを裂いて、三つ編みや編み込みをすると、お手製のおもちゃも作ることができます。
リメイクは環境にもいいですし、世界に1つしかない特別な手作りおもちゃで遊んでもらうと、飼い主さんも嬉しいですよね!
きっと子犬も飼い主さんのにおいがほのかにするおもちゃは安心するのではないでしょうか。
また、飼い主さんが子犬と遊ぶ時は、ついつい遊びすぎには注意しましょう。詳しくは、『遊びすぎ?子犬にとって良い遊び方を解説!』の記事で紹介していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
まとめ
子犬の一人遊びとおすすめのグッズについてご紹介しました。子犬の一人遊びは、見ていても飽きませんよね!
どんなタイプのおもちゃが愛犬の好みなのかもチェックするといいでしょう。お留守番時にも、一人遊びができるようになれば立派です!
愛犬と飼い主さんのより良い関係の為にも、子犬の一人遊びは重要なことですね。