子犬は里親で探そう!子犬を里親募集で探す方法と引取方法

子犬 里親

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犬を飼いたい方の中には、どのように子犬を探すか迷っている方もいますよね。

昔は犬を飼う=ペットショップやブリーダーから飼う方法が圧倒的に多かったのですが、今は犬の里親制度で子犬を引き取り、飼う方が増えてきています。

犬の里親制度はまだまだ認知度が高くはありませんが、最近ではテレビやインターネットの影響で認知され始めてきました。しかし、里親制度に出されている犬は一体どんな犬たちなのだろうと、感じている方も少なくないと思います。

そして、犬を里親制度で引き取る方法がわからない方へ、犬の里親制度や募集がどんなものかなど、今回は子犬を里親で探す方法などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

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子犬を里親で探す意義

どうして子犬をペットショップで探さずに、里親で探すの?と思う方もいると思います。里親で子犬を探して欲しい理由は、以下のことが挙げられます。

命をお金で買うことが正しいとされる現状

動物を飼う=ペットショップと関連付く方も多いと思いますが、ペットショップの実態を知っていますか?ペットショップに並べられている犬たちを見て、体が小さすぎると感じたことはないでしょうか?

これは小さいほど、販売しやすいという理由から、早くに親元を離すということがあります。

親元を早く離してしまうと、犬社会の基礎を知らない犬がたくさんいます。また、なぜ犬をショーケースに入れるか、なのですが、これは買い手の気持ちを購入したいという気持ちに導くために行っています。

よく質問される話なのですが、売れ残った犬はどうしているのか?ということです。殺処分するなどと言われていますが、実際は価格を下げて購入してもらいやすいように調整します。

それでも売れ残った場合は、繁殖に回され、そして生まれた子犬たちは再び、ショーケースに並びます。ペットショップの犬は、買い手の方がどんな方であろうと購入すると言われれば、スタッフの方は止めることができません。

これは衝動買いの場合もそうであると言えます。衝動買いの多くは飼い主の都合による飼育放棄に結び付き、里親に出されたり、保健所に引き取られて行っているのが現状です。

ペットショップで売れ残った犬や猫がどうなるかについて、ペットショップで売れ残りの犬猫はどうなる?の記事でも詳しくお話しています。

ペットショップ 売れ残り
ペットショップには、可愛い子犬や子猫が毎日たくさん並んでいますよね。 時には売れないままに大きくなってしまった子を見かけることがありますが...

ブリーダーのパピーミルを加速化させたのは消費者

本当のブリーダーとは、犬種ごとのスタンダートに沿う規格において、より純粋に個体を後世に残していこうという方々のことで、これを「シリアスブリーダー」と言います。

最近では、ブリーダー=繁殖者、犬を買えるという認知度で広まっていますが、元々のブリーダーは一般の人には販売したりしないものなのです。

もし譲る場合であったとしても、飼育条件の提示など厳しい審査があります。しかし、現状ではこれらの「本当のブリーダー」の数が激減しています。

それは、空前のペットブームにより消費者が増加し、金儲けの一環としてブリーディングを行う方が増えたためです。これを「パピーミル(子犬工場)」と呼びます。

よって、金儲けにならない理由があると、すぐに廃業に追い込まれ、これをブリーダー崩壊と言います。ブリーダー崩壊に繋がる理由は以下のことが挙げられます。

  • 動物愛護管理法の改正により、「生後56日を経過しない犬猫の販売のための引き渡し」が禁じられ、飼育期間が延びたため、飼育費用がかさんだ
  • 繁殖業者が老齢になり、管理が行き届かず飼育環境が劣悪化した
  • キャパシティを越えて多数の繁殖犬を抱えた結果、管理しきれなくなった

これらの理由からブリーダーが崩壊した場合、多くの犬は里親に出されます。犬は物ではありません。

里親募集はボランティアの努力

里親募集されている犬は、上記の理由から里親に出された犬たちが多く、他の理由としては、予想外の出産で飼えない、引っ越しをするからなどと、人間の勝手な理由からのことが多い現状にあります。

里親募集に出してくれただけ、まだマシだったと言ってもいいかもしれません。里親募集に出されなかった犬たちを待ち受けているのは、殺処分です。

殺処分前に、民間のボランティアさんが救出し、里親募集をしている場合もあります。この場合の資金は、ボランティアさんの自費であったり、募金で成り立っていることが多いようです。

まだまだ犬の殺処分は多く行われています。犬の殺処分の現状については以下の記事で詳しく書いていますので、参考にしてみてください。

犬 殺処分
犬の殺処分ゼロ運動という言葉を、聞いた事がある方は多いのではないでしょうか? 動物愛護が叫ばれ、犬はペットというよりも家族の一員という立場...

里親募集で子犬を探す意義

人間の都合で暖かい家庭も知らず、満足な食事も知らない犬たちがたくさんいます。犬種をこだわらないという方であれば、里親募集されている犬たちを引き取ってあげて欲しいのです。

初めは慣れない環境で、犬も警戒して吠えたりすることもあると思います。しかし、犬とのコミュニケーションを取っていくと、犬は人の言葉を覚え理解します。あなたのことを、愛らしい子犬たちがたくさん待っています。

逆に子犬を拾った時の里親を探す方法については以下の記事で詳しく解説しています。

子犬 拾う 里親
愛護法で動物の遺棄は犯罪の1つとされていますが、残念ながらまだまだ犬を捨てる人が後を絶たず、もしかしたら捨て犬を拾うこともあるかもしれません。 ...

里親募集を探す方法

犬を飼うのに里親制度があると知ったはいいものの、里親募集はどのようにして探せば良いのでしょうか?そんな分からない方のために探し方をご紹介していきますね。

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新聞の折り込み

週に1度程度、新聞の折り込みで地域の情報が載っているものがあると思います。この地域の情報の中に、里親募集の内容が載っていることがあります。この場合、一般の方が多く掲載されていることが多いようです。

地域の譲渡会に行ってみる

動物愛護週間などでよく行われる譲渡会に、実際に行ってみるという方法もおすすめです。実際に犬を間近に見ることができるため、健康状態のチェックも行いやすくなります。

ボランティアさんが開催していることが多いため、犬の性格やおおよその月齢などもその場で質問することができます。

インターネットで検索!

インターネットで調べてみると、色々な情報があり便利ですよね!その中に里親募集のサイトやブログがあります。その中でも特に大きい里親募集のサイトをご紹介します。

ペットのおうち

ペットのおうちは犬を含めた、動物の里親募集のサイトです。一般の方からの募集や、ボランティアさんからの掲載が多く掲載されています。

都道府県ごとに検索でき、期限順や新着順、キーワードでの検索が可能で、保健所に収容されている犬の掲載もあります。また、犬の写真やプロフィール付きで掲載されているので、どのような毛色や性格の犬か見やすくなっています。

ジモティー

ジモティーには様々な情報のやり取りや、物の販売をしているカテゴリーの中に里親募集のカテゴリーがあります。都道府県ごとの検索に加え、犬種、募集者が個人か法人かなどでも検索することが可能です。

気になった犬がいた場合、メールで問い合わせをすることも可能です。里親で犬を引き取る場所は保健所でも可能です。犬を保健所から引き取り方法については、犬を保健所から引き取る方法!犬の里親になるためにの記事でも詳しく解説しています。

犬 保健所
犬を飼おうと思った時、あなたはどんな方法を選びますか? 知人からもらい受ける、ペットショップで購入することなどが、現在まで主流とされてきま...

里親で子犬を引き受ける時の手続き方法

募集者からの条件の確認

募集者さんによっては、虐待や放棄を防ぐため、引き渡し後も写真をメールなどで送って欲しいという方もいます。

また、避妊去勢手術などの費用の負担などの条件や、犬が生活するにあたっての住居の確認もありますので、しっかりチェックしておくことが大切です。

犬とお見合いをしてみよう!

気に入った犬がいたからと言っても、すぐに引き受けられるわけではありません。まずは、サイトなどで気になった犬がいたら、まだ募集をしているのか確認のため、連絡を取ってみましょう。

この時、フリーメールアドレスよりも、PCや携帯のメールアドレスの方が、信用性があり返信率が高くなります。

そして募集の確認をして、実際に犬と会うことができるか相談しましょう。ほとんどの募集者さんはお見合いを許可してくれることだと思います。

お見合いはお互いのフィーリングを確かめるために必要な手段なので、積極的に行ってください。

譲渡契約書を書く

犬と新しい飼い主さんのフィーリングが確認できたら次は書類での手続きが必要です。書類は譲渡契約書となっていることが多く、飼育放棄をしない、適切なワクチン接種、避妊去勢手術を受けるなどのことが書かれています。

この書類を、募集者とこれから飼う新しい飼い主さんがそれぞれ1通ずつ持ち保管します。契約書には、身分証明書のコピーが必要な時もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

犬用品の準備、迎え入れ

契約書ができたら、犬の生活に必要な用品を揃えましょう。子犬なので、まず室内で飼うことが前提となりますので、サークルやトイレ用品、おもちゃなどを揃えてくださいね。

餌に関しては、今まで食べてきていた種類のものを準備すると、子犬の食いつきが安定しますので、募集者に確認して準備しておきましょう。

迎え入れる準備ができたら、募集者に連絡し、犬を引き渡してもらう場所や日取りを決めてください。

市町村にも登録を!

自宅に犬を引き受けてからのことになりますが、生後91日以上が経過している場合、飼い始めて30日以内に犬の登録の申請を市区町村にしなければいけません。

登録が完了したら鑑札とステッカーが交付され、年に1度、狂犬病予防注射のおしらせのハガキが届くようになります。登録料は約3,000円で、狂犬病予防注射の接種済み票は約550円程度です。

ステッカーは玄関や家の門など、外から見える場所に貼っておきましょう。また、万が一のために犬にマイクロチップを装着しておきましょう。

犬のマイクロチップについては、犬にマイクロチップは必要?付けるメリットとデメリットまとめのの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。。

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まとめ

犬の里親制度は、まだまだ認知度が低いのですが、これからはもっとポピュラーな方法となることでしょう。

犬を飼う方法について、検討してみていただければ幸いです。飼い主さんと共に生活する、幸せなワンコが増えますように!

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