猫に天敵は存在する?外の気をつけたい生き物たち

猫 天敵

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自然界で生きている生き物たちには、どんなものにも必ず天敵といわれるものはいますよね。では、猫には天敵は存在するのでしょうか?

完全室内飼いをしている猫にとっては、あまり心配はないのかもしれませんが、外に出掛けていく猫にとっては天敵といえるものがいくつかあります。

そこで、今回は猫の天敵といえるものについて詳しく紹介していきましょう。完全室内飼いの猫の飼い主さんも、ぜひ参考にしてみてください。

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猫の天敵は存在する!

なんの危険もないような雰囲気で、自由気ままに暮らしている猫にも天敵はいます。それは同じ猫である時もありますし、その他の動物である場合もあるでしょう。

時には動物以外のものが天敵になることもありますが、ここでは猫の天敵として有名な生き物をいくつか紹介していきたいと思います。

カラス

カラスは猫にとって、天敵のなかでも特に代表格の生き物といえます。猫とカラスは地上と空の差はあるとはいえ、生活圏が隣接していることがほとんどですので、餌をめぐるトラブルも多発しています。

そして餌をめぐるトラブルだけではなく、子育て中の野良猫や地域猫にとっては、自分の子猫を狙うカラスは天敵以外のなにものでもありません。

カラスは子猫がいるのを見つけると、連れ去って食べてしまうこともありますので、母猫は常に神経を張り巡らせています。必要に応じて保護をする必要もあるでしょう。

ヘビ

猫の本能のなかには、不思議とヘビは天敵であるということが刷り込まれているといわれています。

その証拠に、猫が威嚇をする際に「シャー」という声を出すのは、自分の天敵であるヘビの出す威嚇音をわざと真似ることによって、ここは危険があるから離れるようにとヘビに偽りのメッセージを送り、遠ざけようとしている意味があるそうです。

この威嚇音を聞いたヘビは、近くに危険があるのを感じてその場を去るといわれています。

サル

サルの天敵というと犬を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、猫にとってもサルは天敵になります。

都会でサルが街中に表れるとニュースになるほど大騒ぎになりますが、一部の地方では野生のサルが多く生息しているようです。自然の環境を残した公園などにも猿が生息している場所は多く、そのような所には餌を求めて野良猫も入りこんできます。

サルと猫はお互いに縄張り意識が強いため、遭遇してしまうとお互いを自分の縄張りから追い出そうとしてきます。そのような時のサルは、大変凶暴になりますので猫にとっては手強い天敵といえるでしょう。

キツネ

キツネは鳥やネズミなどを食料として捕まえるのですが、実は猫もキツネにとっては食料の対象となっています。野生のキツネが生息している地域では、飼い猫がキツネに襲われて食べられてしまうということが起こるそうです。

キツネは賢い生き物ですので、家の中に侵入して眠っている猫を襲うこともあります。野生のキツネが出る地域では、猫を守るために戸締りにも注意をしなければいけません。

アライグマ

アライグマ、可愛い生き物と思われている方は多いと思います。確かにその可愛らしい見た目と、アニメの効果で一時期はペットして多く輸入されてきました。ただ、実はアライグマはその可愛い見た目に反して、とても凶暴な性質を持っています。

そのため、飼育をするのに持て余してしまった方が野に放ち、野生化したアライグマが繁殖を繰り返し今もあちこちに生息しているのです。アライグマは、捕食のために家畜やペットを襲ってきますので、猫にとっても恐ろしい天敵となります。

イタチ

ペットとして人気の高いフェレットやカワウソの仲間でもあるイタチは、同じくペットとして輸入された後に、逃げ出したり放たれてしまったりして野生化し、繁殖を続けています。

イタチはその小さな身体で、自分よりも大きな生き物にも平気で襲い掛かる凶暴性があり、ウサギやニワトリなどはよく狙われています。時には猫にも襲い掛かりますので、気を付ける必要があります。

外と行き来する飼い猫にとって気をつけたい生き物

野良猫

家の中と外を自由に行き来している猫にとっては、野良猫も天敵になりえます。

猫は縄張り意識が大変強いので、常に外で生活をしている野良猫にとっては時々表れる飼い猫は自分の縄張りに侵入してくる邪魔ものです。当然自分の縄張りから追い出そうと威嚇をしてきます。

ちょっとした気晴らしやお散歩のつもりで外に出た飼い猫にとっては、自分を威嚇してくるうえに追いかけ回してくる野良猫は天敵といえるでしょう。

時には数匹の猫に追いかけられて、逃げ回っているうちに帰り道が分からなくなり迷子になってしまう猫もいるのです。

ノミ

猫が好む草むらには、ノミが生息しています。ノミに咬まれたことがある人であれば分かるかもしれませんが、ノミに吸血されてしまうととにかく痒いです。

ノミに吸血された猫は、ノミの唾液に対してアレルギー反応を起こし、しつこく凄まじい痒みに襲われ掻きむしるようになります。

それと同時に掻いた箇所を舐めるようになりますので、その舐める行為によりノミが猫の体内に入り込み、そのノミが猫の身体の中で瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)の卵を産み付けてしまうこともあるのです。

産み付けられた卵が猫の体内で孵化してしまうと、それが今度は小腸に寄生してしまいます。

ダニ

外の世界には、ノミだけでなくダニも生息しています。ダニに寄生され吸血されていくと、健康な猫でも極度の貧血状態に陥り、最悪の場合死に至ることもあります。

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外を自由に行き来させる猫にはノミダニ駆除剤でしっかり対策をしておくことをおすすめします。そしてこれらの寄生虫は、猫だけでなく飼い主さんにも影響を与えてしまうことをご存知ですか?

室内にノミやダニを持ち込まれてしまうと、人も咬まれてしまいますし、室内で卵を産んでしまった場合には完全に駆除をするまでには長期間かかってしまうこともあります。

これらの寄生虫は猫にとって天敵でもあり、飼い主さんにとっても天敵になるといえるでしょう。

猫のノミやダニはかなり気をつけておきたいことですよね。害虫対策について、『猫のダニやノミはどう対処すべき?早めにやっておきたい予防法!』の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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人間

人が猫の天敵になる場合もあります。それは、全ての人が猫を含めた動物が好きだとは限らないからです。

放し飼いにされている飼い猫や、野良猫による糞尿の被害に悩んでいる人も少なくないと聞きますし、猫に花壇を掘り返されて荒らされる被害に困っている方もいます。

その腹いせに、猫に石を投げつけたり、毒入りの食べ物を猫がくる場所に置いたりする人もいるのです。

それは決して褒められた行為ではないのですが、残念ながらそのきっかけを作ってしまっているのが猫なのかもしれません。そういう意味では、一部の人間は猫にとって天敵となる場合があります。

車や電車

車や電車も、猫にとっては危険を伴うものですから天敵といえるでしょう。電車は限られた地域にはなりますが、車の場合は道を横切った瞬間に運悪くひかれてしまうことも少なくありません。

車も急に止まることはできませんし、猫も左右をよく確認して道路を横断することもしませんので、外に出している限り車による危険は付き物となってきます

もし猫が怪我をしてしまった場合、どの程度だと病院へ行くべきかを把握しておくのも重要です。『猫が怪我した時の正しい対処法!診察が必要かどうかの判断も!』の記事にてその判断の基準を紹介していますので、万が一のためにぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

猫にとって天敵となりえるものについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。地域によっては、野生の動物も多く生息していますので、飼い猫を自由に外に出している飼い主さんは気を付けてあげなくてはいけません。

そして、野生の生き物だけではなく、人や車なども猫にとっては天敵となりえます。もしかしたら、野生の動物よりも人間の方がもっと恐ろしいものかもしれません。

自分の飼い猫が外で他人に迷惑をかけていないか、一度気にしてみるのも必要なことではないでしょうか。

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