猫が脱走してしまった時に帰ってくる確率と探し方

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猫が思いがけず脱走してしまったことはありますか?飼い猫が脱走してしままわないようにしていても、ちょっとしたスキにいなくなってしまう事も多くあります。

すぐに捕まえることができればいいのですが、数日帰ってこなかったりすると心配で夜も眠れませんよね。

猫が脱走してしまった時にちゃんとお家まで帰ってきてくれる事はあるのでしょうか?もし、今アナタの飼い猫が脱走してしまったのなら、ちゃんと帰ってきてくれるようにしないといけません。

今回はそんな飼い猫が脱走してしまった時にちゃんとお家に帰ってくる確率や、脱走してしまった時の探し方について紹介していきますので、逃げてしまった飼い猫を探す為の参考にしてみてくださいね。

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猫が脱走した時に帰ってくる確率はある

猫の帰巣本能

猫に帰巣本能があるのかないのかについては、実は明確な判断材料がありません。

ただ、自宅から数十キロも離れた場所で迷子になった猫が、数ヶ月後に自力で帰ってきたという話は海外では数件あります。

日本国内でも、新しい引越し先で迷子になった猫が、数ヶ月後に元の自宅付近で見付かったという話も聞かれます。

ただし、これは滅多にないことだからこそ劇的に海外にまで伝えられている話でもありますので、基本的に猫の帰巣本能は過信しないほうがいいでしょう。

猫が帰宅する可能性

常に家の中と外を自由に行き来している猫は、およそ80%位の確率で帰ってくるそうです。実際に何かのトラブルに遭遇して数日帰宅しなくても、気が付いたら帰ってきていたという話もよく耳にします。

ただし、完全室内飼いの猫の場合には、脱走して何かに夢中になりそれを追いかけながら家から離れてしまった時には、自力で帰宅する可能性は非常に低いです。

時折数日後に帰ってきたという話を耳にしますが、そのような場合には実は猫は元々自宅からはあまり離れていないことが多く、野良猫や外を歩く知らない人、行き来する車などを恐れて身を潜めて動けなくなっていただけの可能性が高いといわれています。

意外と近くに居る可能性は高い

猫が脱走してしまうと、飼い主さんは必死に探すでしょう。近所を見渡して姿が見えないと探す範囲をどんどん広げていくと思いますが、猫は意外と近くに潜んでいることが多いです。

完全室内飼いの猫の場合、その縄張りは室内と自分が常に窓から眺めている庭ぐらいになります。

警戒心の大変強い猫は、安全圏である縄張りの外へは通常簡単には出ていきませんし、もし出たとしても縄張りから離れることはそうそうしませんので、近くに身を潜めている可能性が高いのです。

では、何故すぐに帰ってこないのか。それは、自分の家の場所は分かっていてもどこから入ればいいのか分からないからかもしれません。

脱走をした時には勢いで出てしまったけれど、家の中へどこから入っていいのか分からず怖くて動けない可能性があります。

猫が脱走した時の探し方

自宅の前で呼びかける

猫が脱走してしまった時には、先にも紹介したように実は家のすぐ近くに隠れている場合が多いです。

外に出ることに慣れていない猫は、一刻も早く自宅のなかに逃げ込みたいと思っていますので、猫がすぐに家の中に入れることができるような場所で猫の名前を呼んであげてください。

基本的には脱走した後にすぐに行うことですが、一晩経っても帰ってこない時には、翌朝の人の往来があまりない静かな時間に行うと効果が高いです。

最初は近所を重点的に探す

完全室内飼いの猫の行動範囲は、広くでも半径100メートルが限度です。そのため、脱走してから2~3日の間であれば自宅の周辺を中心に、物置の後ろや車の下など狭くて隠れることのできる場所を重点的に探しましょう。

目線は低く、猫の高さにするのがポイントです。また、近所の方にも猫が脱走してしまったことを伝えておくと、目撃情報が入ってくるかもしれません。

数日経過してしまったら

3日以上経過しても帰ってこない場合には、貼り紙など様々な方法を活用しましょう。

貼り紙を作成する

猫の写真入りの貼り紙を作成し、可能な限り多く掲示するようにしてください。近所のスーパーやドラッグストアなどはお店の方に頼むと掲示してくれる場合が多いです。

動物病院やトリミングサロンなどが近くにあれば、そちらにもお願いしてみましょう。貼り紙を掲示する範囲ですが、半径500メートル程度の範囲にまで広げるのがおすすめです。貼り紙に記載することは以下の事を参考にしてください。

  • 猫の写真
  • 名前
  • 柄の特徴
  • 首輪の有無
  • 居なくなった日時・場所
  • その他の特徴
  • 飼い主さんの住所や連絡先

掲載する写真は、顔が識別できる正面からのものと、身体全体の様子が写っているものがあるといいでしょう。他人から見ると猫は同じように見えてしまいますので、パッと見て分かる特徴などがあれば必ず記載しておくようにしてください。

動物愛護センターに届け出をする

猫が脱走してしまった場合には、管轄の警察署と動物愛護センターに迷子猫の届け出をしておきましょう。

万が一誰かが捕獲してセンターに連れ込まれてしまった場合に、届け出が出ていれば飼い主さんへ連絡がきますが、飼い主が判明しないと数日後には殺処分されてしまうかもしれません。

愛用のトイレを外に置く

勢いで脱走してしまい、もしも自分の家の場所が分からなくなってしまっても、猫は嗅覚が優れていますので自分の匂いを頼りに家に帰ってくる場合があります。

そのため、最も匂いを発する愛用のトイレを外に置いておくといいでしょう。トイレは雨などが降っても濡れないような場所に置くようにしてください。トイレを置くだけでなく、トイレの中の砂などを庭に巻くのも効果があります。

SNSや地域広報誌の利用

最近では地域の情報を自由に書き込めるようなSNSも存在していますので、そこに迷子になっている猫の写真や特徴を書き込み、情報を集める方法も活用してみてください。

また、地域で発行している広報誌などにも掲載してくれる場合がありますので、発行元に尋ねてみましょう。

SNSは比較的若い方の利用が多く、広報誌は年配の方が読むことが多いので、幅広い世代に情報が行き渡り目撃情報が飛び込んでくるかもしれません。

猫を探す時は、猫が活動している時間帯に行うのもおすすめです。猫は夜行性と思われていますが、実はそうではありません。『猫は夜行性なの?!猫の元気になる時間と睡眠時間』の記事で活発に活動する時間を解説していますので、猫を探す時の参考にしてみてください。

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猫を見付けた時に注意すること

いくつかの方法を試して、飼い猫を発見した時には注意する点があります。やっと見付けることができて嬉しい気持ちは十分に分かりますが、急に走り寄ったりすることは絶対にしないでください。

慣れない環境での生活に、猫は警戒心でいっぱいになっているはずです。いくら飼い主さんとはいえ、いきなり走り寄って来られては逃げ出してしまう可能性があります。

猫を見付けた時には、まず目線を猫の高さまで落として静かに名前を呼んであげてください。

こちらに興味を示したら、更に名前を呼びながら静かに手を差し出します。最初は警戒心と恐怖でじっとしていた猫も、少しずつ近付いてくると思いますのでそこをすかさず捕まえるようにしましょう。

飼い猫が脱走して帰ってこない時の対処法や探し方を、『猫が脱走して帰ってこない!そんな時のしておきたい対処法』の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ脱走した飼い猫の探し方の参考にしてみてください。

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気をつけたい猫が脱走しやすいパターン

ドアの開け閉めに注意

猫が脱走する一番多いパターンは、玄関ドアが開いた隙にすり抜けて出ていくことです。宅配便などがきた時にも、玄関先での受け渡し最中に出ていってしまうこともあります。

その他にはドアがゆっくりと閉まっていくタイプの玄関ドアの場合、自然とドアは閉まっていくことから、外に出た時にドアが確実に閉まったのを確認しない方は意外と多くいます。その閉まるまでの間に猫が出てしまうことが多いです。

玄関ドアの開閉時には、猫が近くにいないかを確認するような習慣をつけて、出入りする際にも猫が足元などにいないのかを常に気を付けるようにしましょう。

網戸を開ける・破る

夏場や空気の入れ替えなどで網戸を使用している方は多いと思いますが、これも要注意です。窓はその重みで開けることはできなくても、網戸は爪を引っ掛けて開けてしまう猫が意外と多くいます。

猫には開けるつもりはなくても、偶然爪が引っ掛かり開いてしまうこともあります。猫を飼育するのであれば、網戸や窓は猫が開けることができないように常にロックをするか、専用のストッパーを使用するようにしましょう。

網戸に少しでも破れがある時には、そこから網戸を破って外に出てしまうことがありますので、網戸に破れがないかも時々チェックするようにしてください。

ペットを飼っている家庭向けに、猫の爪で引っかいても破れにくい素材の網戸がホームセンターなどで販売されていますので、そういった物を使用するのもおすすめです。

もし猫が脱走して探す日が雨だった場合、意外とわかりやすい場所にいるかもしれません。雨の日の探し方について、『脱走した猫を探す時に雨の場合の探す場所や探し方』の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

猫が脱走してしまった時に、自力で帰ってこられる可能性や、探すためのいくつかの方法を紹介してきました。

万が一猫が脱走してしまった時には、まずは自宅の周辺をくまなく探すようにしてください。それと並行して貼り紙の作成をしたり、行政への連絡を行ったりするようにしましょう。

うっかり脱走してしまったのはいいけれど、飼い主さんと離れてしまって猫も心細くしていると思いますので、色々な方法を駆使しながら探してあげるようにしてください。

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