今では日本国内だけでなく、海外でも人気の柴犬ですが、飼育数が多いだけに「あるある」も色々とあります。
柴犬の飼い主さんなら「わかる!」と思わず口に出してしまうような「柴犬あるある」を紹介していきましょう。
これから柴犬を飼おうと考えている方も、柴犬はこんな犬なんだ~と参考にしてみてください。
目次
知ってる?柴犬のあるある
お散歩大好き!
柴犬は本当にお散歩が大好きです。お散歩の出発が少し遅れてきたりすると、飼い主さんの周りをソワソワと動き回ったり、ドアの前に座り込み動かなくなるなど、
早く外へ行こうと言わんばかりの行動に出ます。室外犬の場合ですと、飼い主さんが現れる方向をじっと見つめたまま仁王立ちで待ち続けることも珍しくありません。
可愛い愛犬との散歩は楽しいものではありますが、雨の降っている日は少し憂鬱になってしまいますよね。でも、柴犬はそんなことは全くお構いなしです。
雨がざんざん降っていようと、風がぴゅーぴゅー吹いていようとも、頑としてお散歩の決行を要求してきます。
ちなみに、雪が積もっていても当たり前のように出掛けようとしますので、飼い主さんは困ってしまうことが多いです。
よく声をかけられる
柴犬の散歩をしていると、何故かよくお声がかかります。
他の犬を連れた方はスルーする年配の方も、連れている犬が柴犬と分かると、何故だか声をかけてきてくれることが多いです。
「昔うちにいた子によく似ているわ」や「いま、何歳くらいなの?」などと、柴犬に親しみを持たれていることがよく分かります。
不動の人気を保つ柴犬だからこその出会いかもしれません。
抜け毛との戦い
ダブルコートである柴犬は、本当に抜け毛が多いです。
春と秋の換毛期には、初めての人が見ると「皮膚病か何かなの?」と尋ねられてしまうほどに、被毛の束が浮いてきてゴソゴソと抜けていきます。
1回の換毛期に出る抜け毛でクッションが1つできてしまうのではないかと思うほどです。
念入りにブラッシングをして掃除機をかけ達成感を味わっていても、犬がブルブルッと1回でも体を振った途端に、床は抜け毛がたくさんなんてことはよくあります。
そしてこの抜け毛は、換毛期だけのことではありません。
さすがに束で抜け落ちるのは換毛期に限ってのことですが、基本的には1年中ふわふわと抜け毛が舞っているのが普通でしょう。
抜け毛が付いて欲しくないスーツや制服などは、常に別室においていても舞っている被毛がいつの間にか付いてしまい、出掛ける時にはコロコロクリーナーで綺麗に取り除いてから出発するのがルーティン作業となっている飼い主さんは多いです。
可愛い後ろ姿
柴犬が歩いている時の後ろ姿を見て、可愛くてたまらないと思っている方は多いのではないでしょうか。
クルンと丸まった尻尾、ぷりんとしたお尻はなんとも言えず可愛らしいです。尻尾が上に上がっているので、お尻の穴は丸出しになっているのですが、
そこがまたチャームポイントともいえます。お散歩の時にはわざと少し前を歩かせて、可愛いお尻を眺めながらの散歩もいいものです。
豊かな表情
外ではキリリとした表情をしている柴犬も、飼い主さんの前では様々な表情を見せてくれます。
特に少し口を開けてこちらを見つめる姿は、満面の笑顔を向けてくれているようで、見ているこちらもつい笑顔になってしまうでしょう。
眠っている時にも表情は豊かで、舌を少しだけ出したまま眠っていることもよくあり、その少し抜けたような寝顔がまた可愛らしいです。
天性のツンデレ
柴犬は自立心が強く、大好きな飼い主さん相手でもやたらにベタベタと甘えてくるようなことはあまりしないことが多いです。
飼い主さんの方からお昼寝に誘ってみても、ぷいっとそっぽを向いて立ち去ってしまうこともあるでしょう。
でも、いざゴロゴロとしていると、いつの間にか足元や真横にやってきて、スヤスヤと眠り始めます。ついさっき冷たくあしらわれたはずなのに、側にきてくれたことで嬉しくなってしまう飼い主さんは多いはずです。
頭や背中を撫でてあげている時にも、最初は「別に嬉しくないですけど?」的な無表情でいることが多いのですが、次第にすりすりしてきたかと思うと、ごろんとしてお腹を見せたりするなど、飼い主さんの心くすぐるツボを心得ているかのような行動に出ます。
この天性の小悪魔っぷりには夢中にならずにはいられません。
柴犬がなついてくれない、という場合も意外に多いので、その時は、『柴犬がなつかない…そんな時の柴犬と仲良くなる方法を紹介!』の記事も合わせて参考にしてみてくださいね。
破壊されていくおもちゃ
柴犬は噛む力がとても強い犬です。おもちゃは多少の力では壊れないような物を選んであげないと、一瞬で壊されてしまいます。
ホームセンターなどには、かわいい犬のおもちゃがたくさん並んでいますが、そのかわいらしさよりも、どの程度丈夫かどうかがおもちゃ選びのポイントになってくるでしょう。
壊れにくくて丈夫ということで有名なコングも、さすがに破壊まではしませんが、かじった後が無数に付いてしまいますので、すぐにボロボロのおもちゃに見えてしまいます。
耳がペタン
綺麗に立った三角の耳が特徴でもある柴犬ですが、この耳をペタンと倒して体全体で喜びを表現することがあります。
普段はちょっとクールに振舞っているようなタイプの子でも、嬉しい時には尻尾を振るだけでなく、ついつい耳まで畳んで喜びを表現してしまうようです。
この時はいつもある耳がなくなり、丸い頭に変身しますのでその姿が可愛らしいだけでなく、そこまで喜んでくれる犬を見て飼い主さんも嬉しくなってしまいます。
飼い主さん以外は触れないで!
忠誠心の強い柴犬は、飼い主さん以外の人に触られるのを嫌がることがあるでしょう。ベテランのトリマーでさえも、初対面の柴犬にはかなりの注意をはらうといわれています。
飼い主さんであればどこでも触らせる犬が、他の人が触ろうとしただけで身構えて拒絶しようとする姿を目の当たりにすると、
困ったわと思いながらも自分にだけ心を開いてくれていることに、少し優越感のようなものを感じてしまうのではないでしょうか。
お風呂は苦手
雨の日でも平気でお散歩に行きたがるくせに、お風呂は苦手な子が多いです。お風呂に入れようとすると抵抗されるのが分かっているので、
悟られないようにさりげなくお風呂の準備をしたとしても、賢い柴犬は何故か素早くそれを察知し、部屋のすみに隠れてしまうでしょう。
お風呂場まで連れていくのが毎回大変で、と言われる飼い主さんは意外と多いですが、いざ入ってしまえば諦めも早く割と大人しくしてくれます。
犬付き合いが苦手な場合もあり
猟犬であった柴犬は、元来強い警戒心と攻撃的な面を持っています。
柴犬に限らずほとんどの犬は、子犬のころからたくさんの人や犬と接触を持たせ、社会性を充分に養っていかないと犬付き合いが苦手な犬になってしまうことがあるでしょう。
柴犬はその警戒心の強さから、飼い主さんの努力にも関わらず犬付き合いがちょっと苦手な子が多いといえます。
犬の性格も人と同じように様々あり、社交的な性格とそうでない性格があるのは当然のことです。
飼い主さんのことが大好きで、家族間で問題行動がなく生活をしているのであれば、無理に犬友達を作る必要はありません。
内向的な性格の犬に、無理矢理他の犬との接触を持たせようとすると、それがストレスとなり攻撃的な行動に出てしまうこともあるでしょう。
犬に無理矢理友達を作らせようとするのは、犬あるあるではなく飼い主あるあるかもしれません。
犬は飼い主さんが充分に愛情を注いでくれていれば、犬友達がいなくても寂しくはないので安心してください。
犬にとってストレスになることを、『気をつけて!犬にとってのストレスになる要因とやってあげたいストレス解消法!』の記事で更に詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
まとめ
柴犬あるあるを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
一見すると素朴でなんの特徴もないような顔立ちを持つ柴犬ですが、実はその表情は豊かで信頼のおける飼い主さんだけには、様々な顔を見せてくれます。
そして、ちょっとそっけないような雰囲気を醸し出しながら、本当は常に飼い主さんを想う気持ちに溢れているといえるでしょう。
柴犬は深く知れば知るほどその魅力に参ってしまう方が多いのは、この柴犬あるあるを見れば納得できるのではないでしょうか。