子猫の育て方!生まれたてや1ヶ月~3ヶ月までの流れ

子猫 育て方

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ある日突然、捨て猫や野良猫などを拾って乳飲み子くらいから育てなければいけない、もしくは知り合いから子猫を譲り受けることになった。

かわいくて育てたいけど、子猫なんて育てるのは初めてだし、育て方もわからない。どうしようかと悩みますよね。

そこで今回は、子猫の育て方について、生まれたて~3ヶ月の間にどういうことをすべきなのか、何に気をつければいいのかなどについて紹介します。

さらに、初めて子猫と触れ合うという人に、注意すべきことを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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子猫の正しい育て方!

子猫が母猫とはぐれてしまい、保護して育てなければならないときどうしたらいいでしょうか。

母猫の代わりを務めなければなりません。母猫がどんなことをして仔猫を育てているのか、人がどうしたらその代わりを務められるのか、子猫の育て方を紹介します。

生まれたての時にすること

乳飲み子の状態の子猫を拾ったらどうすればいいでしょうか?また、母猫が子育てを放棄した場合も人の手で育てなければなりません。

子猫用のベッドのつくり方

生後45日に満たない赤ちゃん猫を迎えるにあたって、体温維持のための保温が大切です。赤ちゃん猫は、自分で体温調節ができないため、母猫の体にくっついて温まりながら眠ります。

なので、ペット用ヒーターや湯たんぽ、カイロを用意して、直接肌に当たらないようにタオルで巻きながら、子猫用のベッドにおきましょう。直接肌に当たると火傷するおそれがあります。注意してください。

さらに、保温グッズは片隅におきましょう。真ん中に置いてしまうと、暑い時に子猫が移動できません。

子猫のベットは、熱を逃さないものや感染症を持ち込んでも焼却処分ができるものが望ましいので、ダンボール箱が理想的です。

ダンボールにタオルを引いて保温グッズを置いて完成です。ダンボール内は30~35度内に保つことが理想です。

子猫の食事

生後一ヶ月までの子猫は、子猫用ミルクを温めて飲ませます。牛乳は下痢になるので飲ませないでください。

子猫用ミルクを38度くらいに温めて哺乳ビンで与えます。自力で吸えないくらい弱っている時や小さくて飲めない時は、スポイトでしたの上に垂らして飲ませます。

ミルクの量は少しずつ増やしていきますが、増やしすぎて下痢をする場合もあるので、注意してください。下痢した場合は、回数を減らさず量を減らしてください。

子猫の上体を起こし、斜め上から哺乳ビンを口にもっていき、猫が飲みやすいような体勢で気管に入らないように注意して、ゆっくりと飲めるように配慮してあげましょう。

吸引反射があるので、たいていの子猫は自発的に飲むはずです。哺乳瓶の乳首を切ると吸いやすくなりますが、穴が大きくなりすぎるとむせてしまう量のミルク出るので注意してください。

むせることも考えて仰向けではやらないようにしましょう。生後4~5日までは3時間ごとに飲ませます。そこからは成長に応じて回数を減らしますが、1日3回以上は与えてください。

目安ですが、1回のミルク量と回数を表にしました。

生後日数 標準体重 1回のミルクの量 1日の標準量 1日に与える回数
1~5日 130g 約2g 10~12g 5~6回
6~10日 180g 約2g 10~12g 5~6回
11~15日 230g 約4g 16~20g 4~5回
16~20日 280g 約4g 16~20g 4~5回
21~25日 330g 約6g 24~30g 4~5回
26~30日 390g 約8g 24~32g 3~4回
31~35日 450g 約8g 24~32g 3~4回

この表は参考なので、これを目安に与えてください。

排泄の世話

ミルクを飲ませる前後にやりましょう。ぬるま湯に濡らしたガーゼやティッシュで優しく肛門を刺激して、排尿や排便を促します。

薄黄色の尿や茶色~黄色のペースト状の便が出てくるので、色が付かなくなるまで繰り返しましょう。排便は1日に1回くらいです。

排尿や排便がずっとないときは、尿道や肛門が形成されていない奇形も考えられるので病院に行きましょう。

子猫の成長

生後1週目まで 視覚、聴覚がありません。ミルクを飲んで排泄する以外は寝ています。へその緒が取れる時期でもあります。
生後1~2週目 1週目でようやく目が開き、2週目でちゃんと見えるようになって動き回ります。
生後2~3週目 2週目から耳が聞こえるようになって、乳歯も生えてきます。
生後4週目 排泄ができるようになり、離乳食が食べれるようになります。

拾った時に低体温症だった時の対処法

子猫は体温を自分で調節できないので、低体温症になりやすいです。

拾ったときに、元気がなく低体温症になっていたときは、まずぬるま湯で体を温めて病院にすぐに行きましょう。子猫なので助からないことも覚悟しないといけませんが、できる限りの適切な処置をしてあげましょう。

生まれたての子猫の育て方は以上です。次は1ヶ月齡の猫の育て方です。

1ヶ月の時にすること

1ヶ月齡の子猫もまだまだ手がかかります。2ヶ月になるまでにすべきことを紹介しましょう。

食事

乳歯が生える頃なので、ミルクから離乳食に切り替える頃です。ウェットフードかふやかしたドライフードを与えます。回数は1日3~5回くらいにしましょう。

かなり栄養が必要な時期ですので、栄養価が高く高品質のキャットフードを与えて下さい。離乳食を食べない時は、以下の点を試してみてください。

  • 鼻先に離乳食をつけてみて、舐めさせて食べさせる
  • かつおだしの粉で風味をつけてみたり、マグロを細かく切って味をつける
  • 温かいものを与える
  • ミルクと混ぜて与えてみる

顎を使う離乳食に切り替えないと顎の発育や歯の並びに影響するので、早めに離乳食に切り替えましょう。

排泄の世話

そろそろ排泄も自分でできるようになります。タオルに排泄物があったら、自分でできる証拠です。そうなれば、猫砂を用意してあげましょう。たいていの子猫は、躾がなくても猫砂で排泄するようになります。

はじめのうちは、タオルの排泄物を猫砂に混ぜるとトイレの場所を覚えてくれる手助けになるかもしれません。

1ヶ月齡の子猫の育て方は以上です。続いて、2~3ヶ月齡の猫の育て方です。

2~3ヶ月の時にすること

2ヶ月齡になるとトイレも覚えて一安心ですが、ワクチンなどの大切な予防の時期でもありあます。2~3ヶ月齡にすべきことを紹介しましょう。

食事

離乳食から普通のフードに切り替えて、さらに顎を使うようにしましょう。

食事はペットショップに売っている子猫用のフードにしましょう。わからないときは店員さんに聞きましょう。

爪や歯や毛の手入れ

猫は爪とぎやグルーミングをするからお手入れしなくても大丈夫と思っていませんか?

たしかにグルーミングはしますが、届かない範囲もありますし、爪も老猫になると爪とぎをしなくなり、肉球に刺さることもしばしばあります。

口の中のケアもしないと口内炎で苦しむことになります。小さい時からお手入れしてあげることで、成猫になっても嫌がらずにお手入れさせてくれるように躾をしましょう。

爪は爪とぎで手入れしますが、引っかかれると痛いので家猫の場合は、定期的に切ることをおすすめします。

足先を握って爪を出してギロチン型の爪切りやニッパーなどで、赤い血管を切らないようにして切っていきます。猫の爪切りの方法は、『猫に爪切りをする頻度は?おとなしく爪切りをする方法を解説!』の記事でも詳しく紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。

猫は歯周病や口内炎で食べなくなることもあるので歯磨きは重要です。

子猫の時はまだキレイなので心配いりませんが、子猫のときに歯磨きを習慣化させないと成猫で歯磨きをするときに大変になります。

はじめにうちは、歯ブラシではなくガーゼから始めましょう。ガーゼが慣れたら歯ブラシに切り替えます。

グルーミングで届かない場所をコームやスリッカーブラシを使ってブラッシングしてあげましょう。

老猫になってグルーミングの回数が減ると毛玉もたくさんできるので、子猫のうちからブラッシングすると効果的です。さらに、スキンシップにもなり信頼関係を築くこともできます。

グルーミングついでに耳と目の掃除もしましょう。耳は綿棒やコットンで耳垢をとりましょう。人用の綿棒は硬いので、赤ちゃん用の綿棒がおすすめです。

目は濡らしたコットンで目やにをとってあげましょう。何か異常があれば、病院に連れて行きましょう。

ブラッシングの方法は、『毛玉対策は必須!猫のブラッシングを正しくする方法!』の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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社会性を学ばせる

子猫は7~8週齢頃になると、運動やじゃれあいが激しくなります。

兄弟猫は生えたばかりの乳歯でお互いにかみ付き合い、痛みを覚えて加減を覚えます。

こうした経験がないと、人に対して攻撃性を持つ猫になってしまう可能性があるので、猫同士の社会性の勉強は極めて重要です。

病院で健康診断とワクチン接種を

2ヶ月齡になったら、1回目のワクチン接種の時期です。動物病院に行って健康診断も行ってもらいましょう。気なることは獣医師に相談するようにしてください。。

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健康診断で心臓に雑音がないか聴診器で聴いてもらいましょう。もし、雑音があっても原因は様々です。

先天的な疾患で心臓に穴が空いていたり、塞がるはずの管が塞がっていなかったり、血管が狭窄していたりなどが挙げられます。

どの疾患かを診断するためには、エコーや心電図を使い詳しく検査する必要があります。

しかし、その後どのくらい命に関わるのか手術が必要なのか、成猫になったら塞がるのかは専門病院じゃないとわからないので、心臓の専門病院に行くことをおすすめします。

猫に好発する先天性の心血管異常の表です(Buchanan, J. W. Prevalence of cardiovascular disorders : 457-470, 1999.より抜粋)。

疾患名 発生頻度
房室弁異形成 17%
VSD(心室中隔欠損) 15%
心内膜線維弾性症 11%
PDA(動脈管開存症) 11%
血管異常 8%
AS(大動脈狭窄) 6%
ファロー四徴症 6%
ASD (心房中隔欠損) 4%
総房室管症 4%
PS(肺動脈狭症) 3%

次に、便に寄生虫がいないか診てもらいましょう。もともと野良猫なら、寄生虫がいる可能性が高いです。便に異常がなくても寄生虫がいることが多いです。

腸に寄生する虫は種類が多く、駆虫するにも虫の種類がわからないと、駆虫の薬を選択できません。

臨床で出会うのは、猫回虫・マンソン裂頭条虫・瓜実条虫・糞線虫・壷型吸虫・ジアルジア・トリコモナス・コクシジウムなどです。

特に人にも感染する人獣共通感染症も中にはありますし、マンソン裂頭条虫などの1回の駆虫では落ちないやっかいな寄生虫もいます。

さらに、瓜実条虫は糞便検査でわからないことが多く、肛門から米粒みたいなものが出てくるという問診でわかることもあります。

瓜実条虫の生活環からノミも確実に寄生しているので、ノミも駆虫しないとまた再感染することになります。

ジアルジアやトリコモナスなどの原虫は、駆虫薬を飲んでも休薬するとまた増殖することが多く完治するまで今気強く治療する必要があります。

このように寄生虫といってもやっかいなものもいるので、糞便検査は必ずしましょう。肛門から便を採取する場合もありますが、量が取れないと虫卵を見つけられない場合もあるので、可能であれば当日の便を持っていきましょう。

寄生虫は腸だけではなく、耳や体毛にもいます。野良猫ならノミやシラミは確実にいるので駆虫しましょう。

耳には、ミミヒゼンダニというダニが寄生していることがあります。カサカサしている耳垢で耳を掻いているなら、検査をしてもらいましょう。

このミミダニもなかなか落ちないので、完治するまで今気強く治療する必要があります。ジュクついた耳垢で痒がっているなら細菌性の場合が多いです。その場合は、獣医師に相談して点耳薬をもらいましょう。

血液検査でエイズと白血病ウイルスに感染していないかも確かめましょう。拾うまでに感染している場合や親から感染している場合もあります。

この検査は、血液の中の抗体といわれる感染したら生成されるものを検査しています。抗原と言われるウイルス特有の構造物に抗体が反応して(抗原抗体反応)感染した場合に免疫が誘導されます。

つまり、ひとつのウイルスの抗原にひとつの特異的な抗体があるわけです。これを利用して、検査が行われます。

ただ、6ヶ月未満で陽性反応が出ても本当は感染していない可能性があります。

なぜなら、子猫は親の抗体で守られているので親が感染している場合は親の抗体が子猫の中にあり、その親の抗体が反応(抗原抗体反応)していて陽性反応が出ている可能性があるからです。

もし、陽性反応が出たら7ヶ月齡のときにもう一度、再検査しましょう。エイズや白血病は治らない病気ですが、対処はできます。今後の生活に気をつけてあげましょう。

ワクチンも接種しましょう。子猫には病気に対する免疫力がありませんが、母猫の初乳(子猫を産んでから1〜2日間出る母乳)を飲むことで母親の抗体(移行抗体)を取り入れることで免疫を獲得します。しかし、その免疫力は徐々に弱まり、生後56日頃に自然消滅するといわれています。

なので、抗体が消失する頃に免疫を獲得するためにワクチン接種するのが望ましいのですが、ワクチンを接種した際に母猫の抗体が残っていると、子猫自身の免疫が働かずに母猫の抗体が働いてワクチンを排出してしまい、ワクチンの意味がなくなります。

なので、1ヶ月後にもう一度ワクチンを打って確実に免疫を獲得させます。2回目のワクチン接種が終われば、それ以降は1年に1回のワクチン接種を行っていきます。

以上が子猫の育て方です。子猫を育てるのは大変ですが、一つの小さな命を守る責任を感じて、愛を持って世話してあげてください。

猫エイズについては、『その勘違い待った!誤解されやすい猫エイズについて話します。』の記事で詳しく解説しています。

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子猫がミルクを飲まない時の対処法

子猫にミルクを与えようとすると、通常であれば乳首を近づけると吸引反射によってミルクを飲んでくれます。

しかし、子猫はなかなかミルクを飲んでくれない場合もあります。その場合の対処法を紹介します。

ミルクの温度に気をつける

温度は38度前後が理想です。熱すぎるとやけどをしてしまいますし、冷たいと体を冷やしてしまいます。ぬるま湯で温めましょう。

部屋の温度管理を確かめる

子猫はまだ自分でうまく体温調節ができないので、部屋が適温でなければすぐに体調を壊してしまいます。

体が冷えているなら、ぬるま湯でしっかり温めてあげてください。そのあとは、ドライヤーでしっかり乾かすことも大切です。

飢餓状態

ずっとミルクを飲まない状態が続くと、脱水症状や低血糖を起こしているかもしれません。低血糖で痙攣が起きることもあります。

この状態が続くとショックで死ぬので、上の方法でも改善が見られない場合は、病院に行ってください。

病院で脱水や低血糖を補正しても、子猫なので体力が持たず亡くなることが多いです。母猫に育児放棄された子猫に多いので、母猫がちゃんと世話しているか確認しましょう。

子猫の体調が悪いのかな?と感じるサイン

子猫は家にきたばかりの時は、緊張して食欲がなくなったり下痢をしがちです。

初日だけ食欲がなく、あとは元気になって食欲もあるなら問題はないのですが、2日経ってもミルクも飲まないときは要注意です。

特に子猫は食べないとすぐに低血糖になってしまったり脱水を起こしたりしやすいです。

成猫ならある程度食べなくても大丈夫ですが、子猫は食べないとすぐに亡くなることもあるので、「しばらく様子をみてから」 では手遅れになってしまいます。

子猫は体も小さく体力もありません。子猫のうちは慎重すぎるくらいに注意してあげてください。

子猫がミルクを飲まない時の対処法は、『子猫がミルクを飲まない!そんな時の試したいミルクの飲ませ方』の記事でも詳しく解説しています。なかなか飲んでくれなくて困っている場合は、合わせて読んでみてください。

子猫 ミルク 飲まない
子猫は母猫の乳を飲んで大きくなるのが一番。でも小さな子猫を拾ったり、母猫が育児放棄したりすると、人がミルクで育てなければいけません。子猫のお母さ...

まとめ

生まれたての子猫から育てるのは、食事やしつけなどやることが多いので、大変です。

ですが、だんだんと慣れてきて、逆に楽しくなってかけがえのない存在になるはずです。

猫は犬よりも長生きしますが、人間よりは短命です。この猫ちゃんの一生を、幸せにしてあげてくださいね。

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