猫に海苔が大好き!?猫に海苔を与えても大丈夫?

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猫に海苔を与えたことはありますか?猫は魚が好きをいうイメージがありますので、同じ海の産物として海苔をおやつ代わりにしている飼い主さんは意外と多いですよね。

ただし、海苔を猫に与える行為が、猫の健康にはどのように影響しているのはあまり知られていないのではないでしょうか。

そこで今回は、海苔に含まれる栄養素や与えることで得られる効果、どのような海苔を与えるのがいいのかなどを紹介していきたいと思いますので、是非参考にしてみてくださいね。

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海苔が大好きな猫は意外に多い!

海苔は栄養豊富な食材

海苔には、カルシウム・食物繊維・ビタミン・ミネラルなどたくさんの栄養素が含まれていますので、人にとっては健康食品の一つとして捉えられています。この海苔に含まれる栄養素は、猫の健康維持にも役立つ側面があるのです。

猫のなかには乳製品アレルギーを持っている猫も稀にいますので、そのような場合には海苔を食べることによってカルシウムを摂取することができるともいわれています。

ただし海苔に限らずですが、通常与えているフード以外の物を与える時には、適量を守る必要が出てきますが、それについては次の見出しにして詳しく紹介していきますので、まずは海苔を与えることで得られる、メリットについて紹介していきましょう。

豊富なビタミン成分

海苔には、猫の身体に良い働きをしてくれるビタミンが含まれています。

  • ビタミンC
    →コラーゲンの生成を助ける働きをし、皮膚を健康に保つ働きをします。
  • ビタミンA
    →粘膜の状態をよくする働きをし、年齢と共におとずれる視力低下の予防効果もあります。
  • ビタミンB群
    →ビタミンB群はエネルギー生成に必要なので、これを摂取することにより疲労回復効果があります。

豊富なミネラル成分

海苔にはビタミンだけでなく、ミネラルも豊富に含まれています。

  • カルシウム
    →丈夫な骨や歯を作る手助けをしてくれますので、骨粗しょう症予防にも繋がります。
  • 鉄分
    →健康的な血を生成する手助けをしてくれます。
  • カリウム
    →体内にある不要な塩分を身体の外に出す助けをしてくれます。

このカリウムとカルシウムについては、あまり多く摂り過ぎてしまいますと病気に繋がる可能性もありますの、そちらも海苔を与える適量などと共に次の見出しで紹介していくようにしましょう。

老化予防

猫の老化は、体内の活性酸素が細胞を傷つけていくことで起こるのですが、海苔に含まれているビタミンCやβカロチンは、この活性酸素の働きを抑えてくれる抗酸化作用があります。

海苔を食べることで、細胞が傷ついていくスピードが少し抑えられますので、結果的に老化予防にも繋がるという訳です。

上手な与え方

猫に海苔を与える時には、大きなまま与えるのではなく必ず小さくちぎるようにしてください。

海苔は水分を含むと、口の中のあらゆるところにくっつきやすくなりますので、大きなまま与えてしまった時に、万が一喉にでも張り付き器官を塞いでしまうと大変な事故になりかねません。

小さくちぎってあげたとしても、口の中でくっつきやすい性質に変わりはありませんので、海苔を与える時には猫が飲み込み終わるまで見守るようにしましょう。間違っても、与えたままその場を離れることはしないようにしてください。

猫は魚が好きというイメージがありますが、実は猫は肉食なのです。そんな肉食の猫に生肉を与えても良いのでしょうか?詳しくは、『猫に生肉を与えても問題はない!?与える時の注意点まとめ』の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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猫に海苔を与える前に成分をチェックしよう!

猫に与えていい海苔

猫に海苔を与える時には、味の付いていない焼き海苔にしてください。選ぶ時に注意して欲しい点は、海苔のパッケージに記載してある成分表をチェックして、含まれている塩分がなるべく少ない物を選ぶようにしてください。

これは、焼き海苔でも一定量の塩分が含まれているので、そのなかでもなるべく塩分の少ない物を選ぶためです。

猫の健康のためには塩分は必要な成分ではあるのですが、普段与えているフードには必要量の塩分が既に含まれていますので、塩分の過剰摂取にならないように気を付けましょう。

味付け海苔は禁止

味の付いている海苔を猫に与えることは絶対にやめてください。一般的に売られている味付け海苔は、人がそのまま食べても充分塩味を感じるはずです。

それを猫に与えるということは、たとえ少量でも塩分過剰摂取になり肝臓や心臓にかなりの負担をかけることになってしまいます。最悪の場合、内蔵疾患を引き起こす結果にもなりかねません。

適量を守って与える

猫に与えてもよい海苔の量は、意外と少ないものです。体重が5㎏程度の成猫でしたら、適量は約0.5g程度になります。これは大判サイズの海苔の1/4弱程度の量です。

大判サイズが分かりにくいようであれば、蕎麦などの上に散らしてある刻み海苔の量をイメージしてください。あの散らしてある量が適量程度となります。ここで注意して欲しいのは、この量は1回に与える適量ではなく1日分の適量です。

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アレルギーを起こす場合もある

海苔に対してアレルギー反応を起こす猫が稀にいます。そのため、海苔を初めて与える時には少量からはじめて、食べた後の猫の様子を観察し問題がないようでしたら少しずつ量を増やしていくようにしてください。

下記の症状が出た時には、海苔を与えるのはすぐに中止するようにします。

  • 目が充血してきて痒がる
  • 皮膚を痒がる
  • 下痢や嘔吐をする

皮膚を痒がる際には、内ももやお腹、耳の内側などの柔らかい部分から症状が出ることが多いです。

猫が下痢をおこす原因は様々なので、飼い主さんはもし飼い猫が下痢をしてしまった場合の原因や対処法は知っておいた方が良いでしょう。詳しくは、『子猫が下痢になった時の考えられる原因と対処法』の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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与えすぎには注意

海苔には食物繊維が豊富に含まれていますので、日頃から便秘気味の猫や、小さくコロコロとした固い便をする猫に与えると、排便の調子が改善されることがあります。

便の調子を改善させる食べ物には、『猫に与えても良い野菜』の記事でも詳しく書いています。

ただし、この場合にも適量を守って与えるようにしてください。あまりたくさん与えてしまうと、逆に下痢を引き起こしてしまうかもしれません。

その他にも、海苔を与えすぎるとナトリウムやマグネシウムの過剰摂取になってしまうでしょう。これらを過剰に摂取してしまうと、ナトリウムは腎臓機能に影響を及ぼし、マグネシウムは尿路結石症を引き起こす可能性が出てきてしまいます。

この2つについては、特に摂取量に気を付けなければいけませんので、更に詳しく紹介していきましょう。

ナトリウム

フードはメーカーによって適正量がパッケージに記載されていますが、適正量に含まれるナトリウムの量は、その量の0.2%~0.4%程度が一般的です。100gのフードの中には200mg~400mgのナトリウムが含まれているということになります。

また、メーカーによって多少の違いはありますが、海苔5gの中には約20mg~40mgのナトリウムが含まれています。この数値からみても、海苔はおやつ程度に与えるのであれば問題ないことが分かります。

マグネシウム

マグネシウムに関しては、同じく適正量のフードに含まれる量は0.1%程度と更に少なくなり、100gのフードの中には70mg~100mgのマグネシウムが含まれているということになります。

また、海苔5gの中には約15mg~20mgのマグネシウムが含まれています。おやつ程度であれば問題はないですが、どちらの成分も既にフードにて摂取していることを忘れずに、たくさんあげることは避けるようにしてください。

飼い猫に海苔だけではなく、飲み物も色んなものを与えたいって思う時がありますよね。でも、猫が飲めるものは限られています。詳しくは、『飼い主なら知っておきたい猫に与えて良い飲み物まとめ』の記事で更に解説しています。

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まとめ

猫に海苔を与えても大丈夫か?ということについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。海苔は多くの栄養素を含む食べ物で、人の健康維持にも役立っています。

ただ、人と猫では身体の仕組みが全くちがいますし、必要としている栄養素も違ってきてしまうので、猫の健康に役立たせるためには、与える量を注意しなくてはいけません。

海苔をたくさん与えても、特に下痢をすることもないし体調も変わらないからといって与えすぎてしまうと、過剰摂取した成分がどんどん蓄積されていき、病気の引き金になりかねません。

適量を守りながら、そして喉に貼り付いて呼吸がしにくくなるようなことがないように、気を付けながら与えるようにしてください。

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